カプチーノのこざっちさんが投稿したカスタム事例
2020年05月24日 20時44分
今日こそ行こうと、ずいぶん前から決めていた。
なんやかんやで2ヶ月は乗ってやれてない。
いい加減、コイツもグズっちまう。
5月の風が爽やかに頬を撫でていく。
新緑の季節ってよく言うけど、草も木も花も空に向かってグンと背伸びしてる気がします。
それに比べて、オイラはずいぶん縮こまってるなあ。
ようやく辿り着いた今日という日。
相棒、宜しく頼んます。
縮こまったカラダを目一杯、背伸びして乗り込む。
グズついてるのは、案外オイラの方かもね。
世の中に漂う閉塞感。
非常事態なんとかや、自粛警察。
大人ってのはホントに辛い生き物だね。
久し振りに嗅いだハイオクの匂いが懐かしい。
いつものルーチンをこなしていく。
ああ、こんなんだったっけな。
コンビニのお姉さんがやたらに親切だったのは、オイラがカッコ良く見えたから?
イヤ、可哀想に見えたからか。
馴れた道をノンビリひた走る。
アタマが憶えてなくても、カラダが道を憶えてる。
ハンドル、アクセル、ブレーキ、クラッチ。
ニンゲンって凄いですね。
世間の事。職場の事。家庭の事。自分の事。
色んな雑念がゆっくりと消え、コイツと一体になっていく。
『妻には涙を見せないで』
『子供に愚痴を聞かせずに』
『男の嘆きはホロ酔いで』
『酒場の隅に置いていく』
って唄があるけど、骨身に染みます。
オイラ、下戸なんだけどね。
無心で走って何千里、目的地に到着。
何ヵ月?いや、どれくらいだろう此処に来るのは。
アタマとカラダをリセットしに参りました。
先客が居られるので邪魔しないようにと。
ソーシャルなんとか、ですよね。
この景色、いったい何度眺めただろう。
風に流れる雲が世の移ろいを現してるかのよう。
世の中はこれから、どこに流れて行くんでしょう。
ま、オイラには、いつも向かい風になるけどね。
海と空と砂浜と、カップルと。
ぼーっと眺めれば雑念もどこへやら。
絶賛、癒され中です。
脱力する事しばし。
オイラもコイツも、すっかり元気に。
心なしかコイツも紅みが増しているような。
え、機械にそんな事あるわけないって?
仰るとおりでゴザイマス。
さて、そろそろ帰りますか。
行きはよいよい帰りは怖い、って昔から
言ってるし、安全運転3密回避で行きませう。
残念、指が写り混みました。
まだまだ修行が足りませぬ。
独りで走ったから良かったのか。
カラダで走ったから良かったのか。
望外の結果でありました。
エコカー申請しようかしら。
夕食のあとは、よもやのサプライズ。
あれ嬉し。もう祝う歳でも無かろうに。
そういや5月生まれでした。
さすがにロウソクは立てきれません。
そんなこんなの休日で。
オイラの疲れもリフレッシュ。
コイツの固着?もリフレッシュ。
あと何年乗れるか分かりませんが、女房の次に大事なパートナーでありんす。
(と、いう事にしときましょう)