コルベット クーペのすーさんさんが投稿したカスタム事例
2022年08月18日 18時46分
噴射光や目の光がじわっと明るくなるのが分かりますか 前回のつづき トランジスタの出番です
配線図を破ってみました 古文書みたくセピア色にしようかと やめました
丸いのがトランジスタ ベースB コレクターC エミッターE とします 電源を入れるとイロハの矢印方向へそれぞれ電流が流れます まず左下のコンデンサーの役割です コンデンサーは電池と同じで電気を貯めます 電気をながすと充電が進み電圧が上がって行きそれに連れ流れる電流は少なくなって行きイの流れはだんだん少なくなります 全体を見るとイの流れとロの流れは枝分かれした同じ回路になりキルヒホッフの法則の流れる電流は分岐して流れる電流の総和と等しくなるため
イの流れとロの流れは反比例します つまりロの流れがだんだんと多くなるのです さあここでトランジスタの優れた機能を紹介します
トランジスタの3本足 BEC BとEに電源を繋ぎます そしてCとEに別の電源を繋ぎます
ここからがトランジスタの凄い機能 BEに流す電流の何と100倍(トランジスタの仕様による)の電流をCEには流す事ができるのです
それもBEに流れる電流に比例してCEに流れる つまり微弱な電力で別に用意した電源により大電流をコントロールする事が可能なのです 回路図のハの流れがその大きな電流に当たり ゴジラの目や噴射光を制御します この回路は同じ電源を使ってますがこれを別の電源にすれば更に大きな電力をコントロールすることが可能になります
もうお分かり頂けたと思いますが BEの流れをECMでコントロールし CEにイグニッションコイルを繋ぐ事できめ細かな点火タイミングを実現可能となるのです ここではパワートランジスタと呼ばれる大電流対応の物が使われております 更に優れた事にトランジスタは機械的接点が無いため寿命も有りません
電子機器の中枢であるトランジスタ デジタル回路の心臓部 現代のCPUには何とその数は10億個に至り
電気的な冷却やスピードの限界も近いとされ次世代の量子コンピューターへ移って行くでしょうがまだまだそのトランジスタ無しでは何も出来ないのは事実です
次回 大爆発 燃焼に必要な酸素に付いて掘り下げましょう