ステップワゴンのEDFC設定・車速・横G・縦Gの各設定値・ダンパー硬さへの反映は?に関するカスタム事例
2018年12月22日 07時53分
【後期型RP5】 ステップワゴンRP3前期型からの乗り換え。中古車で購入しました。 ラグジュアリーにまとめていきたいと思います! 22年 12月車高調装着&ホイール移管&スピーカー交換 23年 1月ナンバー灯交換 3月無限フロントリップ装着、タイヤ交換 4月ピラーラッピング、内装ステン化&ピアノ調ブラック化
EDFCのセッティングの第3回です。
第1回では初期(停車状態〜低速時)は柔らかめのセッティングを考えました。
フロント15、リア15(16段階中の15なので柔らか目です)
第2回では車速による設定を考えました。
この車速による設定でもわかるようにEDFCによる設定は「初期設定からいくつマイナスするか」の設定です。
第3回は、Gセンサーよるサスの動きの調整・・の前に車速調整値とGセンサーによる縦横Gの調整値の関係について。
縦G横Gも車速同様「初期設定からいくつマイナスするか」の設定となります。
縦Gと横Gのそれぞれに対して設定可能です。
おのおのにメーカー基準のデフォルト値があります。
「ノーマル」と「ダイナミック」です。
ダイナミックの方がノーマルに比べて同じGを検出しても硬くなるようにできています。
さて、ここで「車速調整の設定」と「縦G横Gの設定」の関係について説明します。
ここを勘違いすると設定と動きが頭でこんがらがるので(^◇^;)
EDFCアクティブPROによるサスペンションの硬さの減衰力値は、車速・横G・縦Gの各設定値の中で一番硬くなる設定値が反映されるという事です。
つまり「車速・横G・縦Gの設定値以上の硬さになっていればその設定値は許容されているので反映しない」という考え方です。
【例】
初期設定が4輪全て15としたとします。
アクセルを踏んで車速が60km/hになると初期設定の4輪全て16から、60km/h=-2と設定していたならば、4輪全てが2段硬くなって13になります。
この時この60km/hを維持しながら緩やかなコーナーを曲がると横Gが掛かります。
その横Gの大きさによって設定されている値が反映されるのですが、すでに車速調整で-2されています。
「初期設定からいくつ硬くするか」
が設定されているので、その設定が0だったり-1だったり-2だったりすると13のままです。
初期設定から車速によって-2されているので横Gの設定値以上の硬さになっているからです。