スカイラインのタイヤサイズ・読み方に関するカスタム事例
2017年12月02日 23時26分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
タイヤが届いたので、今日はタイヤについての基礎知識を簡単に紹介。
気まぐれタイヤサイズ講座、その1!
側面に、このような羅列の数字が書いてあります。
225/40ZR18。
今回は、ZRの部分は一旦無視して…。
225と40と18、このような順で3種類の数値が並んでいます。
225というのは、タイヤ幅225mmと考えればいいでしょう。
タイヤ幅は10ミリ刻みでラインナップされています。
一応、ワンサイズぐらいは特にそこまで影響なく変えることが出来ます。
軽だと多いのが純正145幅などで、この場合は135〜155までは殆ど支障なく履けるかと思います。
33スカイラインのGTSは、基本的に205幅。私は215や225幅をチョイスすることが多いです。
一般論では、パッと思いつく限り…。
幅太にすると、晴れの日の食いつき向上、雨雪でのグリップ低下、燃費悪化、ハンドルが重くなる…など。
幅狭にすれば一般的には逆の特性になります。
幅に関しての価格への影響については、基本的には使用ゴム量が増えるほど高くなります。
それとは別の要素として、よく売れるサイズは割安になります。幅狭でもニッチなサイズだと高くなることも。
ホイールの幅は、なぜかインチサイズ(1インチ=2.54mm)で表します。
幅は7Jとか8.5Jとかいう表し方になりますが、この数字に2.54を掛けると超大雑把なマッチングが分かります。
そのため、225幅のタイヤを10J(254mm)に組もうとすると…結構無理をすることになります。
タイヤ屋さんを困らせるので、非常識なタイヤの指定は車屋さんに対するマナー的に宜しくないです。
逆に無茶なマッチングを半ば専門にしているショップもありますが…。
40というのは、扁平率(へんぺいりつ)。
ざっくり言えば平べったさを示す数値。
これは写真のように見たときのタイヤの厚みを表すのですけれど、ややひねくれています。
厚みを回りくどく示しています。
先ほどのタイヤ幅に、扁平率を掛け算します。
40であれば40%。4割ですね。
幅225mmの4割がタイヤの厚みなので…90ミリの厚さ。
タイヤを薄くすれば、乗り心地が固くなる代わりにシッカリした動きになります。
クッションが薄くなるので、おおむね想像通りの変化です。
ほどよく薄いタイヤの方がカスタムカーっぽいことから、薄いタイヤを好む人が多いですが。
薄いタイヤは車に無関心な人からすれば迷惑極まりなく、結構そこのところが家庭的な悩みの種になるかも?
副産物ですが、薄いタイヤはパンクしても気づきにくいです。注意です。
空気がなくなったタイヤからは、窓を閉めてもほんのり聞こえる変な音がします。
また、薄いタイヤほどタイヤ組み換えが面倒です。変形しないので、ホイールに組み込みにくいのです。
扁平率は55ぐらいが普通乗用車の相場だと思うのですけれど、最近の車は純正でもスタイリング重視なのか…薄いことが多くなってきました。
薄い扁平…数字の小さい扁平のことを、低扁平と呼びます。
今の車は、そもそも車体や足回りの段階で低扁平を補う作りになっているとか、いないとか…?
それからスタッドレス…雪道用タイヤは、扁平率の数値からすると少し厚めに出来ています。
なお、この先で説明する別の要素があるため、簡単にタイヤの扁平率だけを上げ下げして楽しむことは難しいです。
つづく