車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年02月21日 23時34分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(4)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“スズキ キャリイ バン 550 4WD ハイルーフ Gタイプ ST31V”です😄
峠から少し外れた国道を気持ち良く走行中、コーナーの中間で目に飛び込んできたのはまさかのラーメンキャリイの草ヒロでした。
草ヒロがあるとは思えないような国道沿い、さらに普通のお店のアスファルトの駐車場にここまで本格的な草ヒロが居たのでそれはそれは「!?!!?」な状態で1度はスルーしてしまいました……(^^;
戻って見てみるとナルホド納得。
キャリイの横には古い農機具や自転車が山積みになっており、ここは屑鉄屋さんの一時的な保管ヤードであることが伺えました。
そしてキャリイを見てみると、タイヤ、ホイールの1/4程が土に埋まっていた形跡がハッキリと残っているので元々はどこかの畑でのんびりと物置草ヒロになっていたところ、撤去されここに置かれたのでしょう。
なお、こちらのキャリイは前期型のハイルーフ、四駆ということで、年式は1981年(4WD追加)〜1982年(前期型生産終了)までの僅か1年しか生産されていなかったという地味にレアな1台であることが分かります。
車検は平成9年(1997年)12月で切れていたので、乗られていた期間は15年〜16年程(この頃の車にしては長寿)、草ヒロになっていた期間は撮影時点(2021年3月)で23年〜24年ほどと思われます。
上の写真の文章中にも書いた“かつて1/4ほど土に埋まっていた形跡のあるタイヤホイール”。
どこか長閑な畑の中で現役で物置草ヒロになっていた頃の姿を見てみたいものです。
フロントに比べてリアはかなり汚れていました。
さらにはスライドドアのレールも錆びているのでこれは間違いなく元々 木の下に置かれていたか、ジメジメした環境にあったと思われます。
左サイド。
現地に生えていたであろう葉っぱまで引っ付けてきています。
妙に車高が高く見えるのは引っ張り出す時にフレームが歪んだか?
全景。
ご覧の通り ひと目でどこからか引き揚げられてきたものと分かりますよね。
20年以上動くことなくあったものが何のキッカケで動くことになったのかは知る由もありませんが、やはりお別れは寂しく、先程も書いたように元の畑の中で健気に草ヒロになっているお姿を拝見したかったと思います。
ただ、廃車となれば解体、部品取りされる自動車が多数の中で、はぐれた少数を追って果てるまでを垣間見るのが草ヒロ趣味なので致し方ないですし、このキャリイにとって最期の一時を拝めただけ有難いのかなとも思い、複雑な気持ちでここを後にしたのでした。
何はともあれ、キャリイさんには君と出会えて光栄に思うよ、お疲れ様でした。と、声を掛けてあげたくなりました。(ヲタク特有の気持ち悪い感情が出ちゃってるのは許して。)