スカイラインのサーモスタット交換・RB25DETに関するカスタム事例
2018年01月08日 23時28分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
ボンタンアメのオブラートが綺麗に剥がせて満足。
動作確認に引き続き。
1/7 サーモスタット交換です。
ここ最近、スカイラインの水温が低いです。
暖気完了後に60度どまりでは、エンジンによろしくないです。
純正と同じ部品の、程度の良い中古ストックに換えます。
このようにエンジンを見た時、写真の真ん中あたり…
エンジン本体に、こんなの生えてるんですよね
ラジエターの低い方のホースに繋がってます。
ネジ3つで止まっています。
液体ガスケットという、のりみたいなもので漏れ止めがしてあるのですが。
ネジ以外にもこいつの力で貼り付いているので、適当なものでコツコツ叩くと…取れます。
外すと冷却水がドバーッと出てきます。その下には発電機オルタネータが居るので、なんか被せててください。
外すとこんな感じ…その中にサーモスタットが
このようになっているのですが
エンジン本体側に、きれいにハマっています。
しかし…液体ガスケットでエンジンとくっついています。
適当に、木の棒とかをあててハンマーでコツコツしてれば取れます。結構強めに?
やってみると叩けそうなところって一箇所しかないと思いますが、そこ叩いちゃって大丈夫です。
とても…やりにくいです。
外すと、冷却水で満たされています。最近の私よりも満たされているように見えます。
このあたりのゴミやサビの状況を見ると、おおむねエンジン水路の綺麗さが分かります。
サーモがくっついてたフチの液体ガスケットを、ゴリゴリと頑張って剥がします。
で、フチの冷却水を拭き取っておきます。
液体ガスケット。
作業上のコツは、これを何かで代用しようと思わないことですかね。
貼り付けた時に隙間ができないよう、塗ります。
熟練の職人、ここで使う液ガスの量は少なかったりします。
それで漏れないあたりが職人?
TOPと書いてあるココを、一番上にして貼り付けます
こっちにも塗りつけて…その前に古いガスケットは落として。
で、ネジ締めします。ココはトルク低め。実は案外2キロとかです。
ガスケットが落ち着くまでしばらく放置してから、冷却水入れ&エア抜きをします。
今回は相当な量の冷却水が出てきました。まだ新しくて程度も良かったので、塗装用のストレーナーで濾して再使用。
旧サーモ。76.5度の純正指定…というか、これ新車時の物では?
ゴムパッキンの部分がヨレヨレダラダラです。
サーモが開いたまま固着したのではなくて、多分単にラジエター側へ漏れてたものと…。
そもそも60度程度で"安定"していたのだから、そうなのでしょうね。
なお、内部にサビがひどいエンジンだとサーモスタットが赤茶色にサビサビになっています。
今回は内部綺麗め&長く使いすぎの場合のサーモスタットの図として参考にしてください。
今回の作業で、水温は78度程度で安定するようになりました。
私のスカイライン、水温は何しても85度超えないのよね…。油温は高いけど。
部品代 0円
工賃 0円
時間 1.5時間(冷却水関係含む)
そういえば、奇妙な噂を聞いたことがあるのですよね。
ドリフトユーズなどでサーモスタットを入れていると、変わり目にウォーターハンマーが起こって、よくエンジンが壊れる…との旨。
サーモならびに冷却系の構造的に私はそうは思いませんけれど…他の方はどうでしょう?