テツガクGARAGE店長さんが投稿した新潟・エアコン・NDロードスター・スナップオン・テツガクガレージに関するカスタム事例
2021年05月27日 14時21分
新潟市でカーエアコンメンテナンス専門店「テツガクGARAGE」を開店しました。 最新のスナップオン製カーエアコンサービスステーション【DUAL pro】を導入し、新型ガスR1234にも対応します。
本日はマツダ ロードスターのお客様にご来店いただきました。
一般的なR134ガス、PAGオイルの仕様です。
規定量は【420g】です。
今回はオプションの
マイクロロン【エアフィックス】7,800円
を添加しました。
とても綺麗なエンジンルームですね。
施工結果は規定量【420g】に対し、
回収量が【230g】でした。
見た目の綺麗さとは逆に、エアコンガスはかなり不足している状態でした。
施工前の圧力チェックでは、9℃と充分に冷えていて圧力も適正値です。
これではガスが半分近く減少しているとは想定できませんよね。
今回はMicrolon エアフィックス【50g】と再生ガス【370g】で、規定量の【420g】をキッチリ充填しました。
吹き出し口温度1℃下がって【8℃】という結果でした。
これだけ程度のいい車で約45%のガス不足というのは、少し気掛かりだったので調べてみましたが、どうやら2015年に登場したNDロードスターはエアコンシステムが弱いそうで、ここ数年でエアコン修理の問い合わせが非常に多くなってきているそうです。
故障の原因はやはりコンプレッサーの焼き付きで、そこから連鎖的に霧吹き口にあたるエキスパンションバルブやリキッドタンク等のトラブルに繋がり、10万〜20万円の修理代がかかってくるケースが多いそうです。
コンプレッサーが焼き付く原因は、ガス不足による過剰な高回転の維持で油膜が切れてしまう事です。
つまり【DUAL pro】の施工をしていれば防げた故障なんです。
今日のお客様も、新車から3年未満で半分近くガスが抜けていたので、このまま1〜2年乗り続けたらコンプレッサーが焼き付いた可能性が高いです。
NDロードスターに乗っている方は、エアコンメンテナンスは車検のたびに施工するくらいが丁度いいかもしれませんね〜