セレナのSDカード・業務用・TLC・MLC・業務用SDカードに関するカスタム事例
2020年12月18日 08時25分
クルマの車内の環境は、大きな温度変化や振動の大きさなど、決して記憶媒体にとって良好といえる環境では無い。
さらに、書き込みや上書きを常時行っている「ドライブレコーダー」では、環境性能に加えて、書き換え性能や、データの保持性の性能が求められている。
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実際に使用されているSDカードは、一般的な「TLC規格」のモノが多い。
ネットを徘徊すると、ドライブレコーダーでデータが書き込まれていなかったり、読みだせなかったという声も多く聞く。
そこで、そんな悲劇防止の為に、より過酷な状況を想定した「業務用」のSDカードを購入した。
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まず業務用のSDカードと呼ばれるモノにはどんなものがあるかというと、同じ環境性能の例えば 「-25~80℃」 に対応できるSDカードでも、速度以外にも書き換え回数などによって、さらに区分される。大まかに言って、一般的に流通している 「TLC」、業務用に書き換え性を向上させた「MLC」、さらに耐久性を向上させた「SLC」の三種類があるという。
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耐熱性や書き込み速度以外に、ドライブレコーダーという用途を考えれば、さらに繰り返しの書き換え性が求められている事は明白。
口コミなどに、画像を読もうと思ったら読めなかったとかいう書き込みを見る事があるが、それは、この書換性に問題がある様に感じていた次第なのだ。
そこで、速度などを選んだ後に、フラッシュメモリーを選ぶのだが、さすがに 「SLC」 は、ちなみに僕は32GBを選ぶのだが高価で、ランクを一つ落として(笑)「MLC」を探した訳だ。
ランクを落としたとはいえ、それでも通常の 「TLC」 より書き換え回数は約10倍という事なので、ドラレコも使い方を考えると十分という訳だ。
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せっかく取り付けたドラレコが、SDカードのトラブルで撮影できていなかったでは悲劇と言うしかない。
ちょっとお高いけど、自分の身を守る為にぜひぜひ、良いモノへの投資をいとわないで欲しいと思うのだ。
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