サニートラックのフューエルパイプ・燃料配管・ワンオフ・溶接に関するカスタム事例
2022年03月20日 12時33分
燃料配管を加工します。
ツインキャブレターを取り付けた際、2つのキャブレターに分岐しなければならないが、元はキャブが1つなので配管が足りません。
加工素材のA14用パイプを付けてみました。
イマイチです。
A14用だと、燃料ポンプ、リターンパイプ側も加工しなければ合わない。
A14用を加工は却下!
サニトラ用を加工へ変更!
サニトラ用の配管はこんな感じ。
フロントキャブ側は曲げるだけでいけそう。
分岐部を穴開け。
穴の内部をよくご覧下さい。内径を2段加工にしました。
そこへ、A14配管からカットしたニップル付き配管を圧入。
溶接しました。
変わった溶接ビード色だなと思う方はマニアックです。
インターネットでも得られない情報を公開します。
ガソリンディーゼルの燃料配管(アルミ除く)、重機の油圧の高圧配管、などの絶対に漏れてはいけない部分は特殊溶接棒で行っております。
自動車の純正配管もこの方法です(最近はプラ燃料タンク等で使われなくなりましたが)
特殊溶接棒は「トビノ」 画像の白い溶接棒です。
酸素溶接で行います。
ブローホールが起きず、耐圧も200キロ近くでもクリア、長期使用の耐震クラックも起きず、文句なし。
以前に「トビノ」でTIG溶接してみましたが×
カセットガストーチは溶けずに×
絶対に酸素のみです!
溶接後に清掃していたら、日産純正のビードが見えてきました。金色です。
ということは「トビノ」系ですね。
ただトビノ高いんですよね、これだけで4万近くした記憶ですw
トビノ諸元です。
さて仮組みして確認。
バッチリ!
文句なしの完成!
美しい配線とか配管って時間掛かるけど、完成度が変わるので手を抜いてはいけません。