おとしんさんが投稿したカスタム事例
2021年05月22日 10時56分
GS350→RX450h→ES300hと乗り継いできました。セダンの良さを再認識してます。
新型Sクラスにラインナップが追加されてきた。V8ツインターボ 503馬力‼︎ でもCO2は228g/km
台数が少ないから OK?
でも、これベンツのイメージを代表するフラッグシップではないのかなぁ
欧州の厳しいCO2 95g/km 規制
ダイムラーや BMWはユーザーのディーゼル離れと、重いSUV の大量投入で規制を大幅にオーバーしていた。特にダイムラーは毎年、CO2を増やし続けた結果、とうとう40%もオーバーするという非常事態。でも簡単に回避した。
いったいどうやって?
欧州規制にはしっかり抜け道が組み込まれていた
① ダイムラーはスマートとセットで燃費を計算した。でもそれでもまだ足りない。そこで特例でスマート 1台を2台と計算して良いことにした。
② 規格は短い距離でしか CO2 排出量を計算しない。この間を EV走行できる PHEV を作る。しかも電池を充電するための電気は CO2を排出しない計算。
③国が100万円を越す多額の補助金を積み、EV 車を駆け込みで大量に売った。
それじゃ頑張ってCO2を削減できたのか?
規制上は抜群の好燃費で計算される欧州の PHEV。でもポン付けパラレル HVなので電池切れれば燃費はガソリン車と変わらない。長距離を多く走る欧州で効果があるはずも無い。
いや、それ以前に発電比率の問題がある。ドイツは長年自然エネルギーに注力し、電気料金は2倍以上になっても自然エネルギーの比率を増やしてきた。それでも現状の発電比率では未だにEV車よりもHV車のほうがCO2の排出量は少ない。
規制を自国の産業を有利にするための材料に用いるのは多かれ少なかれある。しかし規制で状況を逆に悪化させているのでは本末転倒。ディーゼルゲート事件の際に、実は米国から排ガス不正の報告を受ける前に、欧州側は不正を知っていたことを思い浮かべた。
毎年排ガス規制を厳しくしながらNOXの被害は全く改善しなかった。そりゃメーカーが規制の何十倍もの有毒ガスを撒き散らす設計するようになっていれば当たり前だよね。