S2000のS2のオイル考察・エンジンオイル交換・エンジンオイルの粘度について語ってみた・エンジンオイルの選び方・S2について語ってみたに関するカスタム事例
2023年12月27日 19時27分
モータースポーツが大好きです🥰 NA8Cから始まって、FD3S、DC5-R、AP2と、乗り継いできましたが、CR-Xデルソル、EG4、EG6、DA6にも、練習車両や耐久レース車両として乗っていました。 S2のリフレッシュが完成したので、久しぶりにヒルクライムやサーキットの競技イベントに参加して、タイムアタックを楽しんでいくので、どこかで会ったら仲良くしてください♪🚗
久しぶりに、「◯◯について語ってみた。」のコーナーをやります。😁
今回は、TAKUMIモーターオイルの0W-40と、GRツーリングオイルの5W-40を比較しながら、オイルの粘度指数について語っていこうかと思います。😄
実は、せっかく久しぶりにエンジンオイルの検証をしているので、一から勉強しなおしてみるのも一興と思い、いろいろ調べてみたんです。🤔
めちゃくちゃ長いので、時間のある時にじっくりと腰を据えて読んでもらえると嬉しいです。
コメントがあるとさらに喜びます。無いと次は無いかもしれません。。。(´;ω;`)ウッ…
まずはWinterグレードについて確認します。😲
Winterグレードは、エンジンオイルの前についてるWの前に書いてある数字のことなのですが、
0Wは、ー35℃以上で始動性が確保される
5Wは、-30℃以上で始動性が確保される
という意味になります。
これ、北海道辺りではエンジンの始動性が明らかに変わるくらいの性能差があるんだそうです。
私のように太平洋沿岸部に住まれている方には、あまり関係のない性能なのですが、寒波が来ていて氷点下になるような朝だと、始動性はともかく、やはりかかり方に違いが出ます。実際、気温が0℃くらいの時にエンジンをかけたら、GRの5W-40とTAKUMIの0W-40では明確に違いが出ました。ちょっとかかり方が違いすぎてびっくりしたくらいです。😅
GR:5Wだと、少し低めの音が響かせながら”ドゥルン!ドドドドド”って感じだったのですが
TAKUMI:0Wだと、ちょっと荒めの音質で大きめに”ドン!ボボォ~”って感じなんです。
え?分かりにくい?😅💦
そりゃぁ、私だって書いてて伝わるのか不安になってますもん(苦笑)🤣
何となくですが、GR:5Wのオイルの方が粘度的に抵抗になっている気がする。だけです
ただ、かかり方の好き嫌いを言えば、GR:5Wの方がエンジンが守られている感じがして好きです。
まあ、ここはフィーリングの話です。😚
話を戻しまして・・・
実はこの、Winterグレードの数値と、40℃の動粘度って、関係性が無さ過ぎて笑ってしまいます。
ちなみに動粘度っていうのは、40℃と100℃で性能表示されていまして、最近はその数値から算出される粘度係数で、オイルの性能を計ったりもしています。
さて、
0WのTAKUMIオイルの、40℃の動粘度は73.4なんですが
5WのGRオイルでは、40℃の動粘度は54.6なんですよね~
ちなみに、Winterグレードが同じ
5WのGulf VTECだと、40℃の動粘度は67.01だったりして
Winterグレードと40℃の動粘度が全く関係がないんですよ。😮💨
普通に考えると、0Wはー35℃まで始動性が保たれるわけですから「氷点下でも柔らかい → 40℃でも粘度が低い」ですよね?
なのに、5WのGRが54.6に対して、0WのTAKUMIは73.4と、逆転してるんです。😳
-30℃の粘度と40℃の粘度では、数値の逆転が起こるくらいに特性が違うということまで考えないと、自分好みのオイルが買えないわけですね。
さらにです、右側の数値の「30・40・50」にも目を向けないといけないわけです。
大変ですね。。。😥
まあ、ぶっちゃけた話、Winterグレードは「0W・5W」のどちらを選んでも、ホンダのVTECなら問題はありません。😉
オイル選びの本命は、右側の数値「30・40・50」の方です。😄
右側の数値には、明確に幅が決まっていまして
数値:100℃の動粘度 HTHS:(150℃の高せん断粘度)
30:9.3~12.5 HTHS:2.9以上
40:12.5~16.3 HTHS:3.5以上
50:16.3~21.9 HTHS:3.7以上
と、なっています。☝️
ちなみに「HTHS粘度=高温高せん断粘度」は、油温150℃で金属同士押し付けて回転させる過酷な状況で粘度を測ります。2.6以上がエンジン保護の最低ラインらしいです。細かい数値の計算方法は知りませんけど。。。
そこで、TAKUMIモーターオイルの0W-40と、GRツーリングオイルの5W-40を比較してみます。
TAKUMIモーターオイルの0W-40
動粘度(100℃):13.09
HTHS(150℃):非公表
GRツーリングオイルの5W-40
動粘度(100℃):15.0
HTHS(150℃):4.2
せっかくなんで、ペール缶で購入済みのGulfVTECも書くと
Gulf VTECの5W-30
動粘度(100℃):11.97
HTHS(150℃):3.0
となります。
ね?
数値が決まっている分、明確に性能分けがされるでしょう?
TAKUMIのHTHSが非公表ですが、少なくとも3.5以上あることは間違いないわけです。😁
S2000の場合、こちらを30未満にすることはできません。
安全重視で言えば、40を選ぶのが無難だといえます。50は回転が重たくなる場合が多いですし。🤔
ただ、そういう目で見ると、GRオイルの性能の高さが目を引きます。
動粘度(100℃)の15.0もそうですが、HTHSの4.2は「50」の目標数値のさらに上を行きます。
TOYOTAのGRオイル開発者が、胸を張ってドヤってた理由が分かりました。😋
なんだか、GRオイルの宣伝みたいになってきましたね。でも、違いますよ?
たぶん、この3つのオイルの中で、
「一番吹け上りがよく、エンジンパワーを喰ってしまわない、軽くエンジンが回るオイルはどれか?」
と言われれば、Gulf VTEC 5W-30 になるからです。
粘度が高いということは、抵抗が大きいということにもつながるので、粘度が高ければ良いというわけでもないわけです。
オイルの性能って他にもいろいろあるので、気に入ったオイルを見つけるには入れてみるしかないのですけど、この辺りを考えるだけでも選択肢を減らすことができると思います。😊
私の一人語りが、みなさんのオイル選びの助けになったなら、嬉しいなあ~♪
😄✨✨✨
追記です。
単に、私の覚え書きになります。
TAKUMIオイル X-TREME
SAE粘度:5W-50
・100%化学合成油(Synthetic PAO+ESTER)
[引火点℃]224℃
[動粘度40℃cSt]119.6
[動粘度100℃cSt]19.20
[粘度指数]181
[流動点℃]-42.5℃以下
[全塩基価mgKOH/g]7.83
真夏に0w-40がダメなら、こっちもアリかな?
TAKUMIオイル MICRO TITANIUM MELT
SAE粘度:5W-40
・100%化学合成油(Synthetic PAO+ESTER+HIVI)
[引火点℃]251℃
[動粘度40℃cSt]82.92
[動粘度100℃cSt]13.570
[粘度指数]167
こちらを入れるならGRかな🤔