510190さんが投稿したカスタム事例
2018年09月21日 22時30分
サーブ9-3カブリオレをメインに、ジェミニ・イルムシャーも飼ってます。 ずっとアルファ・ロメオばかり乗ってきたので、イタリア車と違ってナニゴトもない日々に感謝と感動を感じています。
(愛車遍歴9)
乗り倒していたアルファ164Q4だったが、完調で乗り続けるには時間と手間と資金が「湯水の如く」かかるようになっていた。とにかく部品が高いのはまだ仕方ないにしても、その部品がどんどん手に入らなくなって来たため、メンテナンスをするためには世界中から部品を集めて来なければならなくなった。
通常、整備工場はインポーター経由で部品を手配しており、そこで部品が手に入らなくなると、部品がもうありませんと整備を断るのが普通だが、もともとが希少なアルファ164Q4の場合は、オーナー側が部品を持ち込み、さらにサービスマニュアルまで入手してメンテナンスをお願いして、ようやく面倒を見てもらっていたのだが、アルファ・ロメオに変な免疫が出来てしまった私は、ついにアルファ164Q4を温存するために、禁断の多頭飼育?に手を染めるようになってしまった。
新しくセカンドカーとしてやってきたのは、アルファ・ロメオの(115)スパイダーというオープンモデル。このスパイダーは中でもシリーズ3と呼ばれたリアに黒いウレタンスポイラーがあるモデルで、最初のボートテールモデル(シリーズ1)、次のリアを切り落としたゴーダトロンカモデル(シリーズ2)、そして最終モデル(シリーズ4)に比べるとあまり評判が良くなかった分安かった。
でも、私が購入したモデルはヨーロッパ仕様の最終キャブレターモデルで、ウェーバーのツインキャブレターが装備されており、豪快なエンジンの吹け上がりを楽しめるクルマだった。しかも、このスパイダーは北米で販売されていたこともあり、部品の入手が楽でしかも安いという魅力があった。
メンテナンスを前提にクルマを買うところが既にアタマのネジがおかしくなってしまっていたが、当時の私は、なんと賢い判断だろうと思っていたのだから始末に負えなかった。
かくしてアルファ164Q4とスパイダーSr.3というアルファ・ロメオ三昧の暮らしがスタートすることになった。