カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・フィットハイブリッドに関するカスタム事例
2024年11月13日 17時29分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第316弾
ホンダ フィットHV(GP1型)
続いてフィットのHVとしては初代となるGP1型に乗ってみました。去年にガソリン車の後期型をレビューしましたが、久々の2代目フィットです。
フィットHVとは?
『ホンダの5ドアスモールカー、フィット(FIT)。今回のマイナーチェンジにより、空気抵抗を低減し、燃費向上にも寄与する新エクステリアデザインを取り入れ、新たに30km/Lとする「フィットハイブリッド」を追加した。ハイブリッドは、1.3L i-VTECエンジン(88馬力)と軽量・小型なIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)(14馬力)を組み合わせたシステムにより、30km/Lの優れた燃費性能を達成。IPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を荷室下に収め、居住性やシートアレンジといった優れた特長はそのままとした。特徴的なメッキ+クリアブルー塗装を施したヘッドライトやクロームメッキフロントグリル、クリアLEDリアコンビネーションランプを採用し、インテリアの専用デザインメーターは低燃費運転を支援するエコアシスト、マルチインフォメーション・ディスプレイを装備。「スマートセレクション」はディスチャージヘッドライト(HID)やHondaスマートキーシステム、「ナビプレミアムセレクション」は、Honda HDDインターナビシステム、ETC車載器、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、シートヒーターなど快適装備を数多く採用する。Honda HDDインターナビシステムは、通信費無料で各種情報サービスを気軽に利用できるリンクアップフリーに、多彩なルート配信が可能なインターナビ・ルートとエコアシストの機能をHondaとして初めて同時に採用した。』
(goo-netより引用)
今回の車両は平成25年7月登録のスマートセレクションファインスタイルという特別仕様車です。新車価格は172万円です。
外観
外観は、フィットのガソリン車から少し変わりまして、グリルがブルー塗装の入る物に変わっています。サイドはHVエンブレム付く以外はガソリン車と一緒です。ガソリン車と共通して言えるのが、この2代目だけ背の低く見えるようなフォルムになっていること。とは言っても、初代や3代目と同じく全高1525mmですし、何なら現行型は1540mm(ただしベーシックの二駆は1515mm)と少し高い程度なので実際のところ高さほぼ一緒なんですよね。2代目って結構流れるような流線型フォルムですので、その影響で目の錯覚で低く見えるのかなと思います。歴代フィットならこの2代目が横から見たフォルムは好きです。リアは、この個体はOPのテールゲートスポイラーが装着されています。テールランプもクリアテールになり質感が高いです。まとめると、歴代フィットの中でも一番流れるようなフォルムをしているのがこの2代目です。私は好きな外観です。
内装
ドア側は、柄入ってる箇所がファブリックです。ドアノブやウィンドウスイッチ周辺はシルバー装飾されています。インパネはハードプラで構成されますが、助手席にシルバー系の装飾があり、上質なインテリアとなってます。現代の車と比較したらもちろん劣りますが、当時のアクアやノートと比較すると、良い内装ですよね。172万円で良い内装なので加点です。ハンドルやシフトも革巻きです。室内照明は豆球です。シートはやや固めで、弾力はしっかりあるので長距離も疲れにくいと思います。手触りも良いですね。シフトはストレート式で良いです。エアコンはボタン式なんですけど、ガソリン車のフィットやインサイト、フィットシャトルHVでも言いましたが配置が悪すぎます。縦に配置されていて直感的に使いにくいですし、そのせいでナビが異常な程助手席寄りになっています。これは残念です。ペダルレイアウトは微妙で、足をパンと出すとブレーキ右側ギリギリを踏み、アクセル踏みそうな位置になります。助手席は、17cm〜平手が入らない程です。足は手前に置こうとするとバッテリーがある関係が置けません。後席は、特にドア側質感は変わりませんね。ボディ剛性は弱い感じはします。ドアノブ辺りが安っぽい音ですし、閉める時に反響する感じがします。ただ、安いコンパクトカーなのでまぁ良いのかなと。シートは後席もやや固めです。身長177cmの私で頭上空間が拳3.5個、足元空間は13cmと悪くはないと思います。角度調整は2段階できます。あと、撮り忘れましたが車幅はボンネットが見えず掴めないですし、ワイパーがガッツリ見えるので残念です。
ペダルレイアウトは難ありです。給油口はこの時代の国産では珍しい?プッシュ式です。
グローブボックスは容量問題ないと思います。
シフト周辺です。こうして見るといかにナビが助手席寄りかよく分かりますね。また、シートヒーター備わるのは嬉しいポイント。
助手席の上側も収納です。ティッシュ1箱入りそうなくらいです。
荷室
大体ですが幅113cm、奥行き74cm、高さ85cmです。
後席を倒すと若干の段差はありますがフラットになるのは良いですね。これで奥行き151cmになります。
シートの跳ね上げ機能があるのはガソリン車同様です。
前席と後席は繋がりません。
ヘッドライトを点灯させました。HIDのヘッドライトです。テールランプはLEDです。
タイヤ
15インチのホイールキャップです。見た目は普通ですね。XHセレクションで15インチアルミホイール、RSで16インチアルミホイールになります。タイヤはKENDAのKENETICA ECOです。聞いたことないメーカーですが、台湾メーカーのタイヤです。
搭載エンジン
LDA型の88馬力にモーターが14馬力となり、システム最高出力は98馬力とのことです。アクセルは問題無く、ブレーキもガソリン車より少し効くようになり、踏んだ分だけ比較的効きます。ただ、丁寧に扱っても若干ガツンとなる傾向にあるので、加点できる程ではないです。加速性能は、この後のFIT3のHVやe:HEVと比較したら劣りますし、エンジンが主体となって動く印象があるので、HVにしては良くはないです。ただ、パワー不足感は無いので、まぁ十分かなと思います。加速の反応は1テンポ遅れます。許容範囲内です。静粛性は先程の通り、少しエンジンサウンドが目立ちます。ロードノイズも少し感じますね。停車時のdBは47前後でした。また、停車する際少しガタつく傾向があるので、もう少し抑えてほしかったです。ハンドルは適度な軽さで良いと思います。動かしてから少しラグはあるのでクイックなハンドルではないです。キャラクター考えるとこれで良いと思います。サスペンションは比較的硬めではありますが、車重1140kgと、以前レビューした1.3Lの1030kgより110kg重いからか、段差乗り越えた際の突き上げ感は低減されている感じがします。ただ、この個体もリアサスから軋み音が聞こえてきました。残念ですね。2代目フィットはリアサス劣化しやすいのでしょうか。直進安定性は普通です。高速道路ですと、乗り心地は若干硬さは残りますが快適です。大体2100回転程で70dBでした。
まとめ
良いところ
・内装の質感⭕️。+0.5点
・ストレート式シフト
悪いところ
・ペダルレイアウト🔺
・車内からガッツリワイパーが見える。−0.5点
・サスペンションの軋み音がかなり目立つ。新車時は不明ですが。
・停車時やはりガタつく傾向あり。−0.5点
・ナビやエアコンの配置が悪い。−0.5点
評価:4.0点 出来の良い車。購入しても損しないかと。
基本的には良くできていると思います。素のフィットの出来が良いので、こちらも乗っていて良い物感があります。ただ、IMAのガタつきとか、ナビの配置は良くないと思ったので4.0点です。次の型のHVだといろは坂みたいな場所で故障するリスクが高いので、中古でフィットHVをお探しならこの型を選ぶことを強く推奨します。私の考えなら次の世代のHVは回避した方が良いです。