レガシィツーリングワゴンの10万キロ超えのメンテナンス・EJ20・エンジンオーバーホール・カーボン除去・自作工具に関するカスタム事例
2023年11月17日 22時36分
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エンジンオーバーホール ヘッドを組み立て
前回までは主に計測関連でしたが、洗浄作業はカットでお届けします!笑😆
ヘッドを組む際の自作工具の紹介です( ´∀`)
あとはバルブステムシールについて少し触れエンジンの程度を見る箇所の話です^ ^
バルブにオイルをつけます
オイル塗布には指で塗ったり、オイル刺しを使いますが、私は注射器が1番使い勝手が良いと思います^ ^
モノタロウでお安く買えるのはもちろん、つけたいところに適量をつけれるのでつけ過ぎてしまうこともありません(o^^o)
注射器ですがブレーキフルード交換する時のリザーバーから古いフルードを吸い出す時にも使えますし、エア抜きするとにはキャリパーからエア抜き前に吸うことにも使え、便利です( ´∀`)
あとはこの使い古したエポキシパテの塊 笑
ちょうど燃焼室の形にしてあり、バルブスプリングを縮める際にバルブが動くのを止めてくれます
意外とこれは重要で作業効率が上がります^_^
木製バルブスプリングコンプレッサー 笑
バルブスプリングコンプレッサーはバルブとスプリングを挟み込む大きなシャコ万ですが、これがやってみると使いにくい、、
特にコッター(バルブスプリングを固定する小さな部品)が組み付けにくい!!(*_*)
てこの原理でバルブスプリングを縮め、ピンセットでコッターをセットします( ´∀`)
ヘッドを少し傾けてあるのでコッターがコロコロしないし、作業性がひじょに良いです!
これに慣れてしまうとバルブスプリングコンプレッサーは使えません、、、
早い、コッター飛んでかない、力いらないの3拍子です(^_^*)
最後にステムシールの新旧比較です
特に熱のかかるEX側で左が新品です
バルブステムシールは他のオイルシートとは違い、完全にオイルをシールするものではなく、少しだけ漏らすように作られています(o_o)
バルブガイドの潤滑できてオイル消費を少なくするというオイルシールの中では実はかなり高機能!!
(O_O)
次にステムシールを少しピンセットで同じくらいの力で摘んでみます( ´∀`)
柔らかいですね 笑
当たり前ですが、10万キロ走ったステムシールは少し硬くなっていますが、分解時バルブは乾いていてオイル下がりは起きていませんでしたのでこれくらいは平気です( ´ ▽ ` )
でもオイルがガイド側に漏れる量が多くはなっているんでしょうね!
漏れたオイルはここに溜まります、、
バルブガイドを伝ってバルブガイド出口付近で燃えたオイルがカーボンになった固着します
ここのカーボンのしつこさは最強です、
そして、燃焼室なら高圧高温なので燃え切ることもあるのですが、ここはどうしても温度も低く固着しやすいですね(*_*)
そして取れる添加剤がないということ 笑
はやりのクルミショットやドライアイスショットでもしないと取れません(*_*)
この汚れですが、私は排気バルブを見ることはエンジンの程度を見る一つの指標ではないかと思っています!
でもバルブの傘を見てもイマイチわからんというときにバルブガイドの出口あたりがカーボン付着していない面としている面の境界なのでわかりやすいですね( ´∀`)
バルブステムシールからエンジンの程度を見る箇所の話でした 笑(^_^*)
本日も長文失礼しました、、
最後まで読んでくださりありがとうございます😊
ちなみにカーボンはEJ20はそれほどつかなくて、軽自動車が特に悪い印象です、、
近年のエンジンは燃費対応で高温高圧燃焼ではなく、EGRを使った緩慢な燃焼で点火時期を進め、新気を絞り燃費を良くしています。
その結果、温度が上がらないのでカーボンが貯まる
そして、排気バルブのあたり面を傷つけて圧縮不良になるというループにハマる車の多い事、、、