ゆうきさんが投稿したフィット・フィットGE6・スタビライザーリンク交換・タイロッドエンドブーツ交換に関するカスタム事例
2020年11月23日 00時21分
CE1アコードワゴンが好きで、右ハンドル車から左ハンドル車へと乗り継いでいます。
母の名義になっているFIT(GE6型)のスタビライザーリンクブーツとタイロッドエンドブーツが破けてしまっていたので、可能な限り安価で確実な部品を利用して交換することになりました。
今回のために用意した部品です。
スタビライザーリンクASSYの交換前。
取り外しに使うのは、14mmのメガネレンチと5mmの六角レンチ。
このように配置して、ナットを回します。
この時、下から外したほうが作業しやすいです。
外した部品。
写真左側のブーツが破れています。
外すと、このような感じ。
用意したスタビライザーリンクASSYは、アメリカではお馴染みのOEM品というやつです。
(参考:純正パーツNo. 51320-TF0-003)
価格は、左右で送料込3,480円でした。
日本国内のショップで入手可能です。
取り付けは、取り外しとは逆に上から取り付けていきます。
下は、この位ズレがあります。
スタビライザーを下に押し込むと簡単に挿入できます。
取り付けに使ったのは、17mmのソケットレンチです。
ソケットレンチで固定できたのは、意外とボルト側の動きが硬かったからです。
普通なら、17mmのメガネレンチと5mmの六角レンチを使ってになると思います。
スタビライザーリンクASSYの交換が完了しました。
次に、タイロッドエンドブーツの交換をします。
まずは、ナット外れ防止用のピンを外します。
ラジオペンチを使い、真っ直ぐにして外します。
普段なら使い回しはしないのですが、今回は再利用します。
ナットは、17mmのソケットレンチで回しました。
ハンマーで叩いて緩むかなと思いましたが、緩まなかったので次の手段に。
ナットをこの位置にしておきます。
ここで使うのが、このプーラー。
ナットをあの位置で置いたのは、プーラーの先端がズレて外れないようにするためです。
ある程度回すと大きな音と共に固着から解放されます。
固定部が外れました。
ブーツを外します。
このブーツは固定部が圧入されているタイプです。
千枚通しや精密マイナスドライバーを使い、つなぎ目に隙間を作ります。
隙間ができたら、マイナスドライバーで外します。
無事に外れました。
外したブーツ。
見事に破れています。
残ったグリスは丁寧に取り除きます。
拭き取りに使ったのは、定番のScott。
綺麗になりました。
補充するのは、モリブデン配合のグリス。
マイナスドライバーをヘラがわりに使い、モリブデン配合グリスを充填します。
このような感じになればOK。
今回用意した部品は、大野ゴム製の純正相当品です。
型番は、DC-1167。
(参考:純正パーツNo. 53546-S84-003)
価格は、左右で送料込1,160円でした。
これも日本国内のショップで入手可能です。
交換する品はこのような感じ。
圧入させるため、潤滑にラスペネ業務用を用いました。
内側に塗布します。
余分な潤滑剤は拭き取りました。
手での圧入はできませんでした。
何か使えるのがないか探したところ、32mmのソケットレンチがピッタリでした。
ソケットレンチをこのようにハメます。
上からハンマーで叩いて圧入します。
無事に圧入されました。
少しボルト部を動かして、塗布したグリスを馴染ませます。
取り外しとは逆の手順で取り付けます。
片側の交換が完了しました。
反対側も同じ手順で交換しましょう。
作業時間は、左右で約90分。
かかった費用の総額は、4,640円(部品代)でした。
交換した部品。
これで無事に車検を受けられそうです。