セレナのTRANPATH・TRANPATH mpZ・トランパス・TOYO・C26に関するカスタム事例
2020年11月20日 08時43分
TRANPATH mpZ 205/50R17
C26のトルクや馬力、シャーシの剛性を考えたら215くらいまでと考えて、少し余裕を持って205に決めた。
選んだのは TRANPATH mpZ 。
ミニヴァン専用タイヤの先駆者「TOYO TIRES TRANPATH」の基幹グレード。
2014年に登場して以来、コストパフォーマンスの高いタイアとして未だに人気が高いタイアだ。
車種別専用タイアのパイオニアとして、BSやYTとは違った安くてパフォーマンスの良いというトーヨーの利点が、このタイアにも生かされているか、興味津々でC26に履いてみた。
見た目で言うと、センターにも溝が通っており、レスポンスよりウエットでの排水性を確保したいという意思が見て取れる。
出来るだけ幅を広く取った分、ドライではグリップ性能には寄与するが、ウエットでは単位面積当たりの面圧が下るので、コンパウンドを工夫しても物理的にグリップでは不利になる。
そこでタイヤラベリングのウエットグリップを良くするために太めの溝、グルウプを通し、さらにそのグルウプも断面で見ると逆台形の断面で、壁面にも階段加工がされて、グルウプに入った水を如何に抵抗無く後ろへ流すか工夫されているのが分かる。
高くて良いのは当たり前、そうでなくリーズナブルな価格で、バランスの取れたタイヤ造りをサラッとやってしまうトーヨーの姿勢は相変わらず凄いと感じたタイヤだ。
正直、トーヨーというと、BSなどの陰に隠れがちなのだが、どっこい、僕が以前セダンに履かせていた PROXES T1 SPORT でも目からうろこの状態だった、あの価格であの性能!みたいな驚きまでは行かないが、それでも「履いて損は無い」と思わせる価格とパフォーマンスのバランスは流石としか言いようがないタイアだと感じた。