BGFKさんが投稿したカスタム事例
2025年03月21日 07時57分
オーディオメインです♪スペックじゃなくて音を語ろう♪音じゃなくて音楽を語ろう♪語るのでなく音楽を感じよう♪
おはようございます
急な病の如くカセットデッキ熱が再発
この回路は
これの概要なんだけど、
三、四年前にこの回路図を初めて見た時はよく分からなかった
しかし改めて今見たら勘所が理解できた
PBアウトとはプレイバック(再生)
型番によって違いはあるが、300mVrmsが最終出力
そして最初は、変な形のが磁気ヘッド
リバース対応している
それが0.6mVrms
かりに0.6Vまで上げるには1000倍の増幅、
このICでは500倍の増幅をしている
こういう単位で増幅させれば当然SNは悪くなるよなと
VREFはVリファレンス
この図ではグランドになってる
そして内部には2個の三角形(アンプ)がある
EQアンプとインプットアンプ
インプットというよりアウトプットのはずだけどNRcircuitに入れるインプットの意味か
EQアンプではハイ上がりの素のテープの特性を是正しつつ、30mVにしているのでここでまず50倍に増幅している
そして30mから300mと次のインプットアンプでは10倍
2段階で500倍にしている
この回路をオペアンプ2つ使えば作ることは自分には難しくはない
前段のEQアンプの負帰還回路の定数がイコライザーカーブを決定している
これをトレースすれば上手くいきそうな気がする
ちなみにM outはメタルテープのようなので当面これは無視できる
R2の330KΩとR1の180Ωの分圧で大きなゲインを得ている
その横のR3は無視して
R4の12KとC1の0.01μの直列でローパスをかけている
これは0.01μでハイパスされる信号には12KΩがかかるので減衰つまりローパスになる、ということだ
330kとの並列合成が実際のローパスカーブに
なるほどね
ただ問題は、
カセットデッキのメカ部分の動作が、このICとマイコン間での通信で制御されてるはずなので、
この回路を別立てで作ってそこにヘッドからの信号を入れても動作しそうもないということ
マイコン制御に依存していないで、ヘッドからの信号を取り出せるプレーヤーがあればこの回路組んで試したいところ
ちなみに、現行品でカセットテーププレーヤーは結構あるようでAmazonでもたくさん見かける
ほとんどはUSBメモリでデジタル録音出来るようになっている
これをどうやって実現しているのか、
このIC部分をDSPでやってる
最初の磁気ヘッドからの入力をAD変換して
イコライザーカーブかけて、不要なノイズ成分カットして、出力
実に理にかなったことではあるが
アナログ再生ではなくなる笑