スカイラインの夏・猛暑・冷房・エアコン・ガスチャージに関するカスタム事例
2020年06月10日 21時55分
子供の頃から日産の直列6気筒が好きでL型に惚れ、230〜430セドリックなどを乗り継いぎ、ハコスカ4ドアでL28改にソレ・タコ・デュアルしてましたが家庭事情により車は辞めていました。 がっ‼️… みんカラ↓ https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2589016/profile/ Twitter↓ https://twitter.com/nissan2000ohc
今日は昨日に続き天気予報以上な真夏日の暑さで、
気象庁発表の最高気温は31度でした。
順次ウチの車達のエアコンのチェックしています。
ただ、冷え具合や圧力を出来るだけキチンと把握する為には気温が暑い時にやりたいものですね。
とくに134a冷媒は同じガス充添量でも涼しい時には圧力が低く、その状況でガスチャージした場合は過充添になってしまいがです。
1番圧力が高くなる条件に合わせ、破損に繋がる事態の回避を優先しないと圧力高すぎてガス漏れを誘発したり逆に冷えなくなったり、エアコンがパンクしてしまうなどし故障てしまいます。
エアコンガスの量は本来は各車毎のメーカー指定の重量で管理しなくてはなりません。メーカーでは追加補充も禁止しています。
これは、判断ミスによる入れ過ぎでのトラブルが非常に多いからで、気温やエアコンシステムがあるエンジンルーム内等の温度、コンデンサの発熱など、作動し始めとしばらく使った状態でも圧力やサイドグラスの気泡状態は全く変わるからです。
だからサイトグラスがない車もあるのです。
因みわたしのER34もありません。
なのに圧力計やサイトグラスの気泡だけで少ないと判断ミスした結果での不具合や故障が非常に多いのです。
規定量が1番良いですが、規定量から外れている場合は、どちらかと言えば入り過ぎよりも少ない方がマシです。
ですが、ちゃんと冷えている状態での点検や少し少ないと確信出来る場合では、いちいち真空引きからやり直すのは経済的に厳しいですよね。
なのでわたしは色んな車の新車時や修理後などのキチンと規定量入って故障のない状態での色んな気温やエンジンルームの温度やら色んな条件のデータを収集して自分なり知識の足しにしています。
しかし、【おおよそ】や【たぶん】の域を超えられませんので自己責任です。
マニホールドゲージを繋いでエアコンOFFでの高圧と低圧です。
外気温34度(ガレージ内)でのエアコンガス量が適正状態の圧力です。
わたしのER34 GT-Tの場合、外気温34度では高圧、低圧共に約0.7MPaを指針しています。
エアコン停止状態が長かった場合は圧力が高圧側と低圧側が同じか近くになります。
暑さで変わりますのであくまでも参考値です。
因みにこの時点ではエアパージは要りません。
車側の圧力の方が高い為、マニホールドゲージ側に押しているからシステム内に空気は入りません。
ガス補充するなら繋いだホース内の空気を追い出す為のエアパージを必ずします。
補充はエアコン作動中に低圧側から入れますが、
補充を可能にする為にガス缶の圧力の方がエアコン作動中の低圧より高くしてありますから空気混入になります。
作業前のガレージ内の気温。
およそ34度。
1人なので見苦しい動画ですみません。
この様な動きをします。
初めてご自分でトライしてみたい方は参考にしてください。
エアコン作動して指針が落ち着いた直後のアイドリング回転での圧力です。
少ないと判断してしまう数値です。
因みに新車や新品のコンプレッサーではない限り、コンプレッサーのヘタリでデータより高圧が低くなってしまっている車もあります。
この場合、噴き出す風が冷たいのなら壊れない限り修理せずに使用すれば良いと思います。
勿論、お金が許せば修理した方が良いです。
しばらくするとエンジンルームやエアコン装置も発熱したりで圧力が高くなります。
アイドリング回転〜1500回転でこの数値なら少し少ない気もしますが本来は重量でガス量を管理しなければならない事を圧力だけで判断する場合には控えめで行きます。
エアコン最大冷房風量全開で吹き出した風が冷たいならここで終えて大丈夫です。
因みにわたしのER34の場合では、エアコン温度設定最冷、風量最強、内気循環、ドア全開状態で見ます。
外気温、車内気温で変わりますが、30度以上の真夏日な暑さで吹き出し口の風が10度を下回ればよく効いていると思って良いと思います。
※ガス充添時はエバポレーターなどが規定温度までさがると凍結防止によりコンプレッサーが停止しますので、本来なら内気循環でと書いてありますが、ワザと凍結温度まで下がらずにコンプレッサーを回り続けさせる為にも外気温導入で行いました。
本来、ガスを全部抜いて真空引きをし、指定重量を充添しない限りガスの量がどれだけあるからは分かりません。
圧力、気温などからわたしなりのデータから換算判断して自己責任で行っています。
確実な作業ではありませんので悪しからず(笑)
因みにこの画像の様な簡易ガス充添ツールもあります。
が、これは明らかにガスが少ないと確信している場合で満充添を目指さない場合や、
絶対に入れ過ぎにならない量の添加剤の充添にのみの使用にしか使えません。
てか、それ以外にはマジで使ってはいけません!!
なぜなら低圧側しか分からず、しかもプロ用ではない為メーター指針もあてになりません。
しかもワンタッチカプラーがボロでなかなかカチッと繋がらず、ガスがシューーー!と漏れる量が多く、もったいないし、飛び散ったガスがあちこちにプツプツ付いて本当に嫌です(笑)
先程のマニホールドゲージの圧力状態で片付け前にデータとして簡易チャージホースで見たメーター指針です。
これを見た詳しくない方はもう1缶入れてしまうことでしょう。
実際1缶入りそうな圧力を指しています。
先程のマニホールドゲージの画像の低圧側を見て下さい。
絶対入れ過ぎになります。
車や搭載さているエアコンのメーカー、外気温、エアコンサイクル温度などで違ってきますので、絶対ではありません、あくまでも参考値です。
エアコンサイクルの容量でも気温による圧力変化は違ってきます。
マニホールドゲージの画像の低圧側は猛暑気温の34度で0.24MPa辺りを指針していますが、
参考値は0.15〜0.25MPa辺りとされています。
なので今回の点検の低圧側圧力は上限に近い圧力です。
なのに、簡易チャージのメーターでは…
あてにしたらヤバイです。
満タンでなくても7割くらい〜満タンまでパンパンに入れても冷えは変わりません。
プラシーボ効果だったりもありますが、
温度計で測った場合で確実に冷えが強くなったと言う場合は、作業が長引いている間に吹き出し口までのダクトが冷えてきたからだったりするからです。
絶対ではありませんゲド。
それくらいで変わるようなら
アイドリングでは冷えが弱くて回転上げたらよく冷える、どころではないくらい効きが安定しなくなります。
点検中のガレージ内はエンジンの熱などでこもっての気温は約39度に上昇していました。
この点も加味して判定しなくてはなりません。
外気温に見立てる必要があります。
ER34前期のエアコンのコーションラベルです。