エキシージ SのECUセッティング・ビークルフィールド・パワーアップに関するカスタム事例
2021年07月20日 01時32分
ECUセッティング終了しました😄
14日にビークルフィールドさんにエキシージSを入庫、15日から作業が始まりました。
ビークルフィールドさんから随時LINEで作業情報が届きました。
ちなみに私が直接作業に関わっているわけではないので、以下の作業内容はビークルフィールドさんから届く作業情報と画像を元に書いています。(了解を得ています)
エキシージをダイナパックに載せて、現状のパワーチェックから始まりました。
空燃比的にも大きな問題はなさそうで360psトルク46k付近からのスタートです。
VFRオリジナルパワーゲート3を接続。
繋げてECUデーターを読むと・・・トラブル発生。
ECU内の各データーを変更してパワーチェックするのですがまったくパワーが変わりません。
試しに点火時期と流入空気量を比較してみたのですが、ノーマル時とまったく変わらない数字で 書き換えがECUに反映されていない感じです。
ECUを車体から取り外して基板に直接アプローチすることに。
ソフトウェア全体を書換えられるように変更、その後はPCからOBD経由でECUのデーターを任意に書換える事が出来るようにしてみました。
色々なデーターを試すことで少しづつパワーは上がり始めましたが 、やはり今までのExigeに比べるとパワーの上がり代が少ないです。
380psを上限にパワーダウンしていってしまいます。
このような症状が出る場合は エアフロ装着箇所の指差し部分に不具合があります。
エアクリーナーに付属されるエアフロアダプターの内径が細くなり流速が上がってしまい、エアフロ電圧上昇→ECUはたくさん空気が入っていると勘違いして燃料を増やしてしまう。
実際の空気は増えてないのに燃料だけ増えるので、空燃比ダダ濃い&パワー上がらない。
エアフロコンバーターを配線加工して装着。
これを使う事でエアフロ情報をコンバートして下がっていた空燃比を上げる(薄く)ことが出来るようになります。
装着場所はバッテリーが入っているフタ側になります。
安全マージンを考えて、全域では上げ過ぎに注意しながら 高回転では下がり過ぎた空燃比を引き上げてECUと同時にセッティングして418psトルク50.1kでした。
これがHi Powerモードになります。
ノーマル比で58ps差、トルク比で3.8k差になります。
LowPowerモードも作製して400ps、37.5kになりました。
実走でのチェックを終えて異常無し、ECU側のセッティングが完成と連絡を頂けたので、予定では1週間後の21日でしたが、17日(土)の午後に仕事が終わってから車両を引き取りに行きました。
新幹線、快速電車、タクシーと乗り継ぎ、ビークルフィールドさんに15時頃到着。
到着後追加料金を支払い、実際にパワーゲート3を接続しデーターを書き込む説明を受けました。
今回NormalモードとLowPowerモード、HiPowerモードの3つのデーターが入っています。この3つから自分で任意に書き込むことが可能ですが、常用Hiで使用します。
(空燃比も含めてカツカツの所までは詰めてないので 大丈夫とのことでした。)
説明を受けた後は自宅までお楽しみ実走チェック&ドライブです。
トルクが増えた分、6速から5速にシフトしなくても踏み込めばスルスル加速します。
高速道路が気持ち良すぎでついつい踏み込んでしまいますが、スピードはそんなに出していません。
追い越し車線で前方を譲って頂いた時に、アクセルをグッと踏み込んでの加速感がUPしていて楽しかったです。
普段は走行車線、走ってます。
現車持ち込みのECUセッティングは高くつきましたが、パワーアップできたのでよかったです。
今回ECUセッティングの前に「SUPER CLEANER ヒートシールド ダクト インテークキット」を装着したことで、エアフロコンバーターが追加になってしまいました。
純正のエアークリーナーボックスを一部加工してECUセッティングをした方が、もう少しパワーが上がるようです。
確かにECUセッティング前のパワーチェックで360psトルク46kでしたので、「SUPER CLEANER ヒートシールド ダクト インテークキット」の効果が多少あったと思います。
でも、ECUセッティングを行うなら、エアーインテークキットは装着し無い方が金額的にも良いかもしれません。