カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・9段階評価・コナに関するカスタム事例
2024年03月03日 01時45分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第248弾
ヒョンデ コナ EV
一昨日乗ってきました。まずはコナEVから。ヒョンデは今までネッソ、アイオニック5をこちらでレビューさせて頂き、それぞれ4.0点、4.5点でしたので良い評価にはなりました。今回新たに、コナEVが日本で発売され、カーシェアで気軽に乗れるようになりましたので、とある車(第250弾でご紹介します)を乗る前に軽く乗ってみました。
コナEVのポイント
未来的EV。近年だとテスラ(車両が中々確保できず、まだ未レビューですが)が特に強く、EV市場で各社から色々発売され始めていますが、コナは未来感を意識したそうです。今回の車両はラウンジです。新車価格は現時点で489万5000円です。現在、ツーソン、サンタフェ、パリゼード、クレタ、ヴェニュー、そしてこのコナがSUVのラインナップとして販売されています。コナ以外はEVが無いので、日本には入らないでしょう。コナ、日本ですとEVのみラインナップされていますが、海外だとICEとハイブリッド、Nラインもラインナップされています。現地モデルで同じグレードを日本円換算しますと、53,630,000ウォン(約604万円)になりましたので、実際の価格と114万5000円誤差が生じます。流石に誤差が大きすぎるので、以前Tクロスの際、本国と日本円で大体60万円程誤差があったので、仮に60万円誤差があるとしましょう。日本で販売していた場合、ガソリン車で24,860,000ウォン(約280万円 誤差無くせば大体220万円〜230万円くらいでしょう)から31,200,000ウォン(約351万円 大体291万円くらい?)、HVで29,990,000ウォン(約338万円 大体268万円くらい?)から34,950,000ウォン(約394万円 大体334万円くらい?)なので、ICEでも思っていたより安いんですね。ガバガバな推定金額で申し訳ないですが、とりあえずこれを参考にEVらしい世界観があるか、未来感を体感できるか見ていきましょう。
コナEVの良いところ
・ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。
・ヘッドアップディスプレイが装置されています。ただ、私個人としては、メーターの視認性に問題は無いので要らないと思います。むしろ、センターメーターの車とか、bz4Xみたいなハンドルとメーターの位置が被るような車に必要だろと私は思います。
・アラウンドビューモニター付いてますので、運転に不慣れな方でも安心です。
・今回はナビ使わなかったので気づきませんでしたが、ARナビゲーションという実際のカメラ映像を元に案内してくれる機能があるとのことです。また、アイオニック5同様、ウインカーを出すと、メーター内にサイドカメラの映像が表示されます。ここは素晴らしいのでまとめて加点にします。
・Bluelinkという、スマホで車を管理できる機能があります。ただ、私は無くても構わないと考える派です。
内装
質感ですが、ドア側はハードプラ多めなので、あまり良いとは言えません。ただ、本国ではガソリン車だと大体200万円台で買えますので、こんなもんなんですかね。ダッシュボード周辺もハードプラ多めなので、加点できる質感でも無ければ、減点になる質感でも無い、微妙な質感です。ボタン類は少し多いですが、ネッソで感じたボタンがあり過ぎてごちゃごちゃ感があるというのは感じません。室内照明はLEDです。シートの手触りはこの価格帯にしては普通かなと。シート自体は固めなので、長距離も疲れないと思います。シフトはどこなんや?と迷いますが、運転席右側のウインカーレバーの下にあります。上下に捻って使います。個人的には、このタイプはプリウスのようなシフトや、ボタン式に比べたらまだマシですが、やはり使いにくさを感じてしまいます。シフトを操作してすぐにハンドルに触れるメリットはありますが、正直これだとシフトの入れ間違いをするんじゃないかなと思います。シフトは、単純にストレート式にしてもらうか、日産やBMWの方式みたいに前後に動かすだけのコンパクトなタイプにしてほしいと感じます。個人的には直感性が無かったのでここは減点にします。エアコンはボタン式です。ダイヤル式なら嬉しかったです。後席は身長177cmの私で、頭上空間が拳2個、足元空間は14cm確保されています。まぁ悪くはないかなと。また、後席の角度調整も可能です。範囲は狭いですが。ドアの開閉は剛性感があり良いです。
ボンネットですが、少し見えるものの、車幅の把握はしにくいです。ワイパーはほぼ綺麗に隠れるので、視認性は悪くはないです。
荷室
電動のパワーゲートを開けると、幅117cm、高さ44cm(トノカバーの位置まで)、奥行き84cm程の空間が確保されています。
床下収納もあります。測定は忘れました。
シートを倒しました。斜めになってしまうのでフラットにはなりません。これで奥行きは150cm程確保されます。また、後席を倒すレバーが荷室にありません。私でシート上側のレバーを倒すのギリギリでした。SUVだと必需品だと私は考えてますので、減点ポイントです。
また、今回の車両、サンルーフ付きでした。私的には、空気の入れ替えや景色を見るのに最適なので、必需品だと思います。
ヘッドライトを点灯させました。LEDです。強制オートライトは非装着でした(デイライトがあるかららしい)。
ホイール
19インチです。下のグレードは17インチになります。
搭載モーター
204馬力を発揮するモーターが搭載されています。因みに撮影時は気づきませんでしたが、ボンネットの収納(フランクって言うんですね)はあるみたいです。ただ、以前レビューしたXC40リチャージよりは小さいです。走行させた感想は、アクセルやブレーキは問題ありません。ブレーキ自体、セッティングは適切ですし、踏んだ分だけ効いてくれるしっかりしたブレーキです。サスペンションは意外にもソフトです。段差を超えた際も、大きな段差で無ければ、綺麗にいなしてくれます。リアの突き上げ感もほぼ感じないので、快適な乗り味です。加点します。ただし、加速した感じがEV感を感じず、ワクワクしません。例えばbz4Xやサクラだと、結構素早くパワーがあったため、一応その点は魅力には感じました。しかし、コナEVの場合、アクセルを踏んでから1テンポ反応が遅く、しっかり踏んでも加速がEVにしては遅く、ガソリン車かな?と思ってしまうレベルです。もしかしたら、違和感を無くすためにあえてこのセッティングにしたのかもしれませんが、感応性が無いなと思ってしまいました。ここは減点にしようかなと。もう少し他のEVみたいに、加速が気持ち良くワクワク感があると嬉しいかなと思います。静粛性は不満無いです。停車時の微振動もEVなので感じません。ハンドルは少し重ためかなと感じます。もうちょっと軽くしても良いかと。
コナEVの悪いところ
触れたので省略。
総評(5.0点を基準・最高点として加点・減点)
加点ポイント
・ARナビゲーションとウインカー点滅時にサイドの映像を表示する技術力。+0.5点
・ソフトなサスペンション。+0.5点
減点ポイント
・やや分かりにくいシフト。−0.5点
・この価格帯のEVなら操縦するワクワク感が欲しい。サスペンションは良いが、加速した感じに未来感を感じない。−1.0点
・荷室から後席を倒すレバーが欲しい。腕が短い方では無理。荷物をよく載せるSUVなら必需品。−0.5点
評価:4.0点 出来の良い車。購入しても損しないかと。
基本的には良くできている車です。ただ、乗った後にサクラとかで感じたワクワク感が全く無く、コナで意識された未来感が全然感じれませんでした。ただ、車自体の出来は良いので、少しでも変われば5.0点取れるんじゃないかと思います。また、減点にはしませんでしたが、もう少し質感を向上させても良いかと思います。最後になりますが、ヒョンデは最近だとアイオニック5で、車両トラブル後に急加速して、そこで事故になるという自体が起きています。テスラでも、同じ事態起きてるんですよね。車両の制御がちゃんとできていないのか、トラックがブレーキ効かない時みたいに、フットブレーキを使い過ぎてブレーキが効かないのかよく分かりませんが、この結果、残念ながらネットだと走る棺桶と揶揄されたり、危険だからヒョンデは乗らん!という意見が散見されます。今回はそこは無しで4.0点という評価にはしましたけど、こういう事態が起きるのはごく稀ではあると思いますが、起きてしまっているのは事実です。もう少し、車両トラブルが起きた際にシステムを遮断して路肩に誘導させ、動かないようにするとかそういう制御をさせた方が良いと思います。ヒョンデ自体も海外だと結構売れてますし、売れ行きも好調なので、こういうトラブルでも適切な対応ができるよう、システムの改良もしてくれると、さらに安心でき、ヒョンデって良いねってなると思います。期待しています。