BRZのセラフィム2501さんが投稿したカスタム事例
2020年01月11日 19時12分
「わあぁぁぁぁぁ〜っ!」
BRZの車内で僕はエアロスミスのスティーヴン・タイラーの如き叫び声を上げました。
別に嫌な事があった訳ではなく、発狂した訳でもなく、一人カラオケを熱唱していた訳でもありません。
実験をしていたのです。
86/BRZの天井の内装の上は直に鉄板のルーフになって遮音材が入ってません。
僕のBRZに人が乗る事はそうありませんが、たまに乗ってくれた人と会話していると自分の笑い声や大きな声が反響するのでビックリします。
「静かに喋ればいいじゃないか?」と思われるかもしれませんが、それでは僕の個性が死んでしまいます。
ですから「普通のクルマ」のようにルーフと天井の内張りの間に遮音材を入れてみました。
そして奇声をあげて自分の声が車内反響しないか実験をしていたのです。
側から見たらかなりクレイジーなオヤジに見えた筈ですが、なりふりを構っている場合じゃありません。
ところで「一番好きな映画は何か?」と聞かれたら僕は「ブレードランナー」とか言ってみたり、カッコつけて「タルコフスキーの映画かな?」と何故か半疑問系で言ってみたりしますが、実は「明日に向かって撃て(日本語吹き替え版)」が一番好きだったりします
特に主題歌の「雨にぬれても」が掛かるシーンは音楽と映像がシンクロする時の快楽を存分に味わえます。
雨なんてものは湿度が高くじっとりしますし、身体に匂いが付きやすくなりますし、外に出たくなくなりますし、クルマに乗ればタイヤのグリップが落ちて運転が難しくなるから雨は不快なモノや厄介な現象の象徴に語られる事もあります。
しかし、適度な雨は農家の方にとって大切なものですし、雨が降っているしっとりした雰囲気や、雨が地面に当たって水飛沫が舞うのを見るのは気持ち良かったりします。
話が逸れましたが、そんな雨を僕は何故か心待ちにしていました。
天井に遮音材を入れた後の天井を雨粒が落ちる音をチェックしたかったからです。
86/BRZの開発者の方によれば「軽量化のために敢えて入れなかったそうで天井にあたる雨音も楽しんで下さい」との事ですが、僕には戦場で機関銃にバカスカ盛大に銃撃されている「ぱんぱんばんぱん!」って音に聞こえますから心が休まる事がありませんでした。
ペラペラの軽い遮音材でしたが、結果からすると成功です。
まともなクルマになりました。
クルマが重くなった感は鈍い僕には全く解りません……………ていうか、初めから遮音材くらい入れていて欲しいものです。
デッドニングや天井の外し方の整備手帳を書いてくれたみんカラの人達、ありがとうございます。
天井に遮音材、オススメです!