カプチーノのヘッドライトに関するカスタム事例
2022年12月05日 23時48分
静岡西部で、なにか作ってたりします。 基本フォロバしますので、気軽にフォローしてって下さいませ。 当方身体障害者で大きい施設では車椅子でないと移動出来ません。車椅子マークの駐車場を利用している画像も出てきますがご理解いただけたらと思います。
今日からカプチーノの車検に伴う作業。
カプチーノに限った話ではありませんが、ヘッドライトのクリア部分はポリカーボネート製なことが多いです。
そしてポリカーボネートは有機溶剤(シンナーなど)に弱いんです。
むやみに塗装すると白くくすんだり、ヒビみたいな痕が出来たりします。
このヘッドライトは以前カーボンアイラインを製作した時に準備が甘くて、マステに有機溶剤が染み込んで白くくすんでしまい、それ以降はエアロ製作用に使ってたので、表面がいろいろやられてて、樹脂なんかも垂れてたりします。
現在うちのカプチーノに装着されてるヘッドライトは、運転席側のローのHIDが切れてますが、それとは別に、前回車検時に光軸調整が壊れているらしいとの指摘がありました。
ということで、このヘッドライトを復活させてみようと思います。
電動サンダーで表面を削りました。
表面のなんか変色、変質、樹脂が垂れたところが目立たなくなるまで、結構しっかり削りました。
完全に消えるまで削ると穴開きそうなので、そこそこで妥協しておきます。
#80でかなり削り、#120、#240で削ってこんな感じ。
スーパーアシレックスだっけ?
塗装の足付けに使ってる#500のシートを電動サンダーに貼り付けて削って、
その後は手作業で#800、#1200、#2000と削って、最後にピカールで磨いて・・・
こんな感じになりました。
なかなか良さそうです。
元の状態考えたら激変です。
かなり大変な作業でした・・・
最終的にクリア吹きたいところですが、先に書いた通り、むやみに吹くとトラブルの素。
自分はアサヒペンの弱溶剤2液ウレタンスプレーという下地を痛めにくい塗料を使うことにしてますが、どうも車検に間に合わないっぽいのでこのままかも。
反対側もあるのよね・・・
実はこのヘッドライト、アイライン製作で白く濁ったあと、10年くらい前かな?に当時ショップなんかでやってたヘッドライト塗装が施されてます。塗装前に磨くのでそれでくすみが取れないかな?ってことで。まあダメだったわけですが。
この塗装、ポリカーボネート専用クリア塗料を仕入れたお店が行ってた施工。
で良く見ると解りますが、マステ貼られてない辺りが黄色く変色してますが、これ、その塗装が変色してます。
ポリカーボネート専用クリアも10年もするとかなり黄ばむようです。
ついでに書くと、カプチーノの後期型EA21Rのヘッドライト、それ以降に補修部品で買ったヘッドライトはクリア塗装されていて、こちらも古くなるとある程度黄ばんだりします。
カプチーノ関係で「ヘッドライトにウレタンクリアスプレー吹くといい」とアドバイスされてるのを見かけますが、そのアドバイス通りに吹いたらひび割れみたいになったなんてのも見かけます。
有機溶剤がヘッドライト表面(ポリカーボネート)を溶かしてしまうと起きる現象です。
ヘッドライト表面が溶け出す前に塗料が乾いてしまえばこうはならないので塗る場合はこの辺り注意した方がいいわけですが・・・
もしかして、ウレタンクリアスプレーをおすすめされてる方は実はすでにクリア塗装されてるヘッドライトにウレタンクリア上塗りしてるってことないかな?
だからポリカーボネートが溶けずに済んだ、しかしクリア塗装されてない前期のヘッドライトに同じようにウレタンクリア吹いたらポリカーボネート溶け出してひび割れた・・・
なんかクリア塗装されているかいないか
でかなり差が出てそうな気がします。
アドバイスする方、される方共に、塗装するヘッドライトかすでにクリア塗装されているのか意識した方がいいのかもしれません。
参考になればってことで。