ミラ トコットのWJSNさんが投稿したカスタム事例
2024年12月15日 08時28分
昨日の深夜、トコットさんのシステムを構築した知人と会ってトコットさんの現状確認をしてもらいました。というか、知人が聴いてみたいということで会いに行きました。
もちろんYouTubeやサブスクでは話にならんと言われましたのでCDでw
「ツィーターがまだ本領発揮してないねー。スコーカーもまだまだな感じ」
そりゃ週末の数時間しか聴けてませんし、多分あと100時間くらいエージング?が残ってますので…
しかしながら、位相に変化はなく以前と同じように揃っていて、"音楽"としてしっかり鳴っているとのこと。
で、今回の確認に使ったCDを知人から頂きました。
その業界?ではよく使用される有名なCDらしいのですが、申し訳ありません。自分は初めて知りました。
で、このCDのミキシングとマスタリングをしたエンジニアの方は、知人にエンジニアへの道へ進むようにアドバイスしてくれた方だそうで、いわば恩人。
で、当時その技を勉強するために見学に参加したそうです。
色々と当時のことを語っていたのですが、自分にはさっぱりで 笑
ライヴハウスでのDSDの一発録り? 4チャンネルマルチ録音?
よくわからないですが、エンジニアから見たら凄いミキシング技術と完成レベルだったそうです。
もちろんそのエンジニアの方のことも初めて知りました。
故・伊藤八十八さん。
SONYと言えばこの方だったそうです。
信濃町にSONYのスタジオがあった頃、スタジオ用に使用するためのヘッドホンの開発に携わったり。
SONYのSACDの開発や、SME乃木坂スタジオの設計・管理をしていたとか。
知人曰く、とにかく言葉では表せないスキルを持った人で、アーティストが表現したいと思っている音楽をありのまま録音して、それをCDにしていたと。
それは今のサブスクのようなリマスターやハイレゾといった"味付け"をしない、本来の音楽の姿だった。らしいです。
内蔵アンプはおそらく定格(RMS)というか、安定していい音を出せるのは、チャンネルあたり10W前後では?という話です。
それでフロントドア3WAYとリアドア2WAYで鳴らしているわけですが、素人の感想では音楽としては充分に聴ける。
カーオーディオを知らない知人は業界の基準?常識?も知らないという前提ですが、これだけスピーカーをつけても電気的な理論上チャンネルあたり10Wもあればちゃんと鳴ると言ってます。
確かにしっかり鳴っています。
それ以上パワーかけても基本的に音の本質は変わらない。
そもそも「余裕のある音」なんて存在しないと。
音楽の基本である「位相を揃える」ということを忠実に再現することを目指せば、多分カーオーディオでもしっかり音楽を再生できる。
自分にはなんか難しい話ですが、アンプがどうとか再生機器が、ケーブルがどうとか。いう以前に、音の出口であるスピーカーをしっかり"チューニング"しないと、本末転倒である。
ということらしいです。
エンジニアの言うことは難しい……
でも、CDを聴くと、このシステムの凄さを再認識して、リピートして聴いてしまっている自分がいました。