スカイラインのサーモスタットに関するカスタム事例
2018年01月08日 00時44分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
今日の作業。
在庫のサーモスタットです。
私の記憶が正しければ…青い34GTRモドキのRB25から外したものだったはず。
程度が良かったのでキープしていました。
バラスト…じゃなくてオーナーの談によると、BNR34の純正サーモを流用してローテンプ化したのだとか。
ぶっちゃけ、ECR33純正と全く同じものです。
サーモスタットって時々固着して壊れます。
サーモスタットの交換は面倒なので、組んでから固着してたなんて分かったら最悪です。
動作確認をします。
鍋で煮ます。
ガレージがあった頃は、よくこれで料理をしたものです。
夜9時まで仲間とスカイラインの整備をして、そのあと鍋をするような生活。
こちらはサーモスタットの表示部。
76.5度タイプです。高いか低いかでいえば、普通。
R33は全車76.5で、R34のNEO6エンジンは基本82だったかな?
要するに高効率化とともに、基本温度を上げた設計でエンジンを作ったのでしょう。
思いついたアイデアを試さずにいられない、実に日産らしい作りです。
基礎水温を高く保つ発想は好きです。
このとき日産は、実は直6エンジンを生き長らえさせたかったのでは?とも読み取れます。
水温には適温があります。
ラジエターの強化は、あくまで正しいサーモスタットがあることが大前提です。
常用域で水温60度とかではマズイです。
加熱していきます。
70度です。変化なし。
加熱側は、90度で一ミリくらい動きました。
正常値は10ミリ以上@90度です。
100度で5ミリくらい開いています。
ここで加熱終了。
100度から少しずつ落とします。
7ミリくらい開いています。開き方にタイムラグがありますね。
1分ちょっと経って、95度。
ここでサーモ全開です。10ミリは開いています。
やっぱりタイムラグがありますね。
90度。少しずつ閉じていきます。
81度。見た目は閉じ切りました。実際は僅かに開いているのでしょう。
特に変な様子もないので、これを使います。
動画で撮影しているので、サーモが動く様子を後日YouTubeにアップしようと思います。
リアムタイムだと、間違い探しくらいのスローペースで動きます。