シビックタイプRユーロのシビックタイプRユーロ・15インチ・FN2・ラリー・ENKEIに関するカスタム事例
2023年12月21日 08時50分
競技向けタイヤ。
いわゆるサーキット専用のスリックタイヤや、行動走行可能なSタイヤなどがソレを指す言葉ですね。
17インチや18インチ、果ては19や20インチなどレースの世界でも低扁平な競技タイヤが主流となりつつある時代です。
が、そんなの高いし僕はそもそもそんなにサーキット行かないし()
行ってもタイムとか二の次だし。
そんな競技用タイヤも実はちょっと変わったジャンルもありまして。
ダート用タイヤ、はたまた競技用スタッドレスなんてのも存在します。
私はそういうのが好きでね...
というわけでサイズ195/65R15
タイヤはダンロップの92-Rというタイヤです。
いわゆる硬質ダート用タイヤになります。
ヤフオクで新品4本2万で落としてきました。
2017年製ですけどね。
ただクッソ硬いタイヤなんで古いから公道走行時に性能が落ちるとか多分無いです。
ダート走る予定無いし()
ところでこう言ったダート用や雪用タイヤってなんで15インチか知ってます?
実は国内ラリーやダートラなんかではほぼ共通なんですが、レギュレーションの都合上15インチが限界サイズなんですね。
つまり
「17〜18インチのダートタイヤを履けば良いじゃない」と思うかも知れませんが
違います。
「15インチがMAXサイズ」なんです。
15インチ以上のダートタイヤ、ラリー用スタッドレスは存在しないのです。
(昔は16インチまではあった。32Rのダートラ車両なんかが16インチのダートタイヤ装着してたし)
だから、あの最新なGRヤリスにも
「わざわざ15インチを履くためにブレーキを小さくしたRC」という競技グレードが存在するんですね。
さて、「じゃあテキトーな15インチのホイールを引っ張ってきて履けばいいじゃない」
コレも違います。
GRヤリスやランエボ、はたまた私のFN2もそうですが「普通の15インチホイール」ではブレーキが接触して履けないんですね。
なので「ビッグキャリパー&ローター対応の15インチ」という特殊な15インチホイールが必要となります。
スポーク裏の逃げの形状が特殊で、
対向ブレーキなどの大型キャリパーを避ける構造になっています。
写真は自分も使用している
ENKEI ESグラベル (15インチ 6.5J +35)
前述しましたが、FN2に15インチを履く場合もこの特殊な15インチが必要となります。
このホイールを手に入れて初めてラリスタやダートタイヤを履くことができます。
フロント、リアともに全くの無加工で取り付け出来ました。
ただし、マジでキャリパーとのクリアランスがパツパツなのでバランスウェイトは貼れません。
(本来競技車両はバランスなど取らないため問題無し)
ただし、我々一般車はそうもいかないため後述する方法で出来る限りバランスを取ります。
ちなみにこのESグラベル、
ラリードライバーから安く譲っていただいたモノで、過去に全日本ラリーやダートラと様々な大会に参戦していた実戦経験豊富なホイールです。
まあこういうホイールはボロい方がカッコいいのでw
ちなみに15インチを履くメリットとしましては、
タイヤサイズが純正の225/40R18に対して
195/65R15もしくは205/65R15という
ミニバンサイズになる為にタイヤの価格が安くなります。
私のような金なしには素晴らしいメリットですね。
あとは、見た目がキモイ(褒め言葉)事くらいですね。
ラリーといえばWRCなどを想像しがちですが、
全日本や選手権などの国内ラリーな見た目風に仕上げる人はなかなか稀なので、物珍しさは抜群です。
純正比で、コレをカッコいいと言う人は間違いなく少ないですからねw
まあ言ってしまえば一般的な車好きには全くウケない仕様です。
そっち系が好きな方がオッと目を引くような仕様になればそれで良いっす。
信号待ちからの加速で不必要なアクセル全開をしたかと思えば、オレンジや紫に色んなところを光らせてイカ釣り漁船みたいなしょーもないカスタムして、
大型商業施設の駐車場に同じようなのが何台も集まってきて
「治安悪www」
とか自分らで言ってSNSにあげちゃうのよりは数億倍マシです。
話題が逸れました、では組み付けて行きます。
ダート用タイヤだけあって、195/65なのに全体が結構硬いです。
大変では無いですが、ちょっとコツが居るかもしれませんw
before
after
タイヤを組む際、ホイールのリム付近の汚れは落としておいた方が良いでしょう。
リムからのエア漏れの原因は大概こう言った汚れやサビが主です。
塗装状態を気にしない僕みたいなタイプは金だわしでガサガサやってしまいます👀
さて、バランスをとって行きます。
が、ウェイトは貼れないため個人的には
・30以下の振れ数値はドライバーは気づかないんじゃね?
という持論があるため
・35以下はセーフ
(ぼくはちょっとくらい振動したって構わない)
という基準を設けて確認して行きます。
ちょっと見にくいですが、1本だけアウト側50の数値が出てしまいました。
こうなった場合の対処法です。
組み付ける際はタイヤの黄色いマークとエアバルブの位置を合わせて組み付けているんですが、コレをぐるっと逆にして組み直すんですね👀
これでバランスが低減されるパターンがあります。
180度回したり、90度回したり、向きを変えて1番バランスが低い位置を探して行きます。
こんな感じ。
無事にアウト側が身勝手な基準ギリギリの35まで低減しました。
こんな感じでウエイト貼れないホイールはチマチマ向きを変えつつ、妥協との戦いになります。
無事に装着完了です💪
しかしまぁ、硬い硬いw
ノーマル脚とは思えないくらい、タイヤがベラボーに硬いので乗り味は悪いですw
ただ運転席がフルバケだからダイレクトに感じるだけでノーマルシートの助手席搭乗者はそこまで感じないそうな。
心配したホイールの触れも全く問題なく、
やはり35くらいでは僕はホイールの歪みや振れは感じ取れませんでした()
基本的な話ですが、
やはりFN2に15インチを入れたい人間なんて極小なためそんなに重大な情報では無いですが、
自分のような変態が後で大変にならないように、
ここに記事として残します。
FN2、15インチ入るよ、、
ホイールを選べばね、、、