ランサーエボリューションのサーモスタッドに関するカスタム事例
2019年07月21日 14時56分
オイルテンプサーモ。
エンジンオイルの適正温度管理に大切な要素のひとつで、基本的にはオイルクーラーの前に装備されており、写真は純正オイルテンプサーモで、100℃で開いてオイルクーラーへ循環して、エンジンオイルが冷却されます。
諸説は様々ですが、エンジンオイルは130℃以上で、液体組織が崩れてエンジン内部の膜としての役目が果たせなくなると言われます。
競技する上では、前回書いた内容のオイルクーラー増設や、容積拡大させる等の方法も大事ですが、このオイルテンプサーモが純正のままでは、冷却が間に合わずにクーリングする機会が多く、走行時間が短くなります。
その対策に、サーモキラーやローテンプサーモスタッドへ交換します。
東名パワード『オイルテンプサーモキラー』
『キラー』という名称通り、テンプサーモが付いていないので、常にオイルクーラーへ循環するためのパーツです。
私のランエボの場合、純正オイルクーラー2基の頃は、街乗りでもちょうど良い適正温度でしたが、Setrabオイルクーラーへ交換したら、冬季で70℃に達しなくなり、オーバークールに陥りました。
HKS『ローテンプサーモスタッド』
純正の100℃に対し、75℃で開くようになっているサーモスタッドで、我がランエボⅥのSetrabオイルクーラーとの組み合わせで、冬季街乗りでは80℃程度に上がり、オーバークールを回避させました。