Aクラス ハッチバックの 少しずつ走るおにぎりさんが投稿したカスタム事例
2022年12月19日 07時31分
師走を地で行く
好きでやってる仕事だからしょうがないよね
「仕事は」ね
スーパードルフィンのエアサスレベルセンサー
なんらかの通常かからない方向の荷重で
本体も変形してしまったもの
ボールジョイント固着してたのも原因の一つだとは思いますが
小さい方のレベルロッドも曲がってます
古いのもあって部品がすぐ無いんですよね…
ストロークさせるとブラケットに干渉してしまってます
ぐにゃぐにゃ…
全バラしてブラケットはガスで炙りながら
形を元に戻しました
ちゃんと合わせないと穴位置が狂うのでそこそこ
大変
ロッドとブラケットのクリアランスも無事確保
無事元通り👌
レベルロッドステーは正直炙って形戻して再利用
しても良かったんですが
この手はエルボーの部分に
UD車のEGRポートOリング見たいのが入って
スムーズに動く様になってるので
その辺の動きの事を考えて今回は交換
だから関節部のナットがキャッスルナットなのねと
妙に納得
下回り塗装もピンキリですよね
うちらは乗用車業界が求める様なシャシ塗装とは
ちょっと違うので
エアレスで水性ブラックを車検毎に塗る様な
形ですが
フレームの内側やスプリングにしても
しっかり塗ってやれば水性でも
それなりに保ちます
…まぁちゃんと乾かさんで雨走ると
綺麗さっぱり色落ちますがね 笑笑
一台一台こっちで乾燥させている時間もなければ
お客さんも待ってる時間がないと言うのも
この業界ならではかつ深い闇ですね
大型車で一番まめにやって欲しいのは
ホイールの割れやサビの確認と
ハブの当たり面の程度
これはハブボルトの交換もあったので尚の事
磨きましたが
あたりが良くない車は必ず磨きます
当たり面を最適化するために
「ディスクメイト」と言うハブとホイールの間に挟む商品も展開されているのでおススメですがいかんせん高い
後ハブボルトへのエンジンオイルの塗布
ナットのワッシャー部の固着の確認と
オイルの塗布も大切
ワッシャーとナットの隙間の潤滑をせずに
お互いが同じ動きで締まると
規定トルクがかからないので注意です
じゃばじゃばかければ良いって事はありません
当たり面につくのは緩みの原因になりますからね
ISO規格の平面座ホイールの車
センター出しは絶対にやって頂きたい項目の一つ
結構ご自身でやられる方の車はセンターが出ていない車が多い
センター出しツールの値段ケチってタイヤ吹っ飛ばした方がよっぽど高くつくんですがねぇ…
ナットのテーパーでセンターが出るJIS規格の時代とは違います
まして左輪のナット締め付け方向が正回転に
変更になっているので
ちゃんと取り付けて増し締めすればまず緩む事
はありませんが
ちょっとの要因で緩む確率が高くなっている事は事実です
思ったより普及していません
ここ数年で出回り始めたホイルナットの緩みインジケーター
二つのナットに渡る様に取り付けて
どちらかが緩めばN状の部分が変形して知らせると言うもの
…がしかしこんなのをつけても結局は
運行者の乗車前、それに限らず降りる度の点検が
無ければ何の効力も発揮しません
目視も勿論点検ハンマーでの打音点検も必須
…とは言え冬の雪まみれでそれをやれと言うのも
無茶な話なんですよね…
だからこそ塩害対策は勿論ですがこまめな
洗車が必要なんです
異常を発見しやすい状態にする意味でもね
…でも洗車してる時間も無い場合が多いのも
物流業界のこれまた闇
実際にハブボルトが折れてインジケーターがぷらぷらの
状態で走っている車を見かけた事があります
伝えようと必死に追いかけるも行ってしまい
悔しい思いをしました
タイヤの溝なんてものは言わずもがな
大型で馴染みのある11R22.5ともなると
14PRでも一本かなりお高いのは事実です
昔と違ってリトレッドタイヤはとても高精度です
生タイヤとまでは行かなくても
新しいトレッド面のタイヤに定期的に履き替えて頂きたいのが本音ですね
大型車のばね下荷重は物凄い物です
イコールどれだけタイヤが大切な役目を担っているのか
という事を乗用車にも同様の話を言えますが
よく理解した上でタイヤにはお金をかけて欲しいです
ウチのお客様でも保有車両ほとんどが
古いお車で古い所で行くとK-の排ガス記号の車まで
ありますが
毎年冬タイヤは新品になさっています
素晴らしい判断だと思います
どんなに最新のレーダーブレーキや
横滑り制御がついた車でも
ツルツルのタイヤじゃ何の意味もありませんからね
そのうちまたトラックネタの続き投稿します
路面悪いので皆様通勤お気をつけて🙇🏻♂️