カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・オーナー様閲覧注意・酷評レビューに関するカスタム事例
2024年11月22日 10時54分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント 購入検討している方の参考になればと思います ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第321弾
日産 セレナ(3代目 C25型)
続いて乗りましたのは、C25セレナです。以前借りてみたらC26型が来てしまったのがありましたが、ようやく3代目に乗ることができました。どんな感じなのか見ていきたいと思います。
C25セレナとは?
『5ナンバーサイズのミディアムクラスミニバン日産セレナ。2L 直列4気筒DOHC(FF:137ps/4WD:129ps)「MR20DE」型エンジンを搭載し、インストシフトノブのエクストロニックCVTとの組み合わせとする。今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプなどエクステリアのデザインを一新、インテリアは、シート地の質感を高めるとともに、ファインビジョンメーターの標準採用やインストルメントパネルまわりを上質なデザインとしたことにより、快適で心地良い空間とした。グレードは、上級「20G」と標準「20S」、よりダイナミックでキャラクターの強いフロントデザインとした「ハイウェイスター」の3タイプ。日産の世界初の新技術「アラウンドビューモニター」、インテリジェントエアコンシステム(ワンタッチクリーンスイッチ付)などを装着可能としている。メカニズムでは、ハイウェイスターに専用サスペンションを装備し、より安定した操作性と快適な乗り心地を実現。さらに、アクティブAFSを標準採用し安全にも配慮している。オーテックジャパンからは、3ナンバー化したカスタムカー「ライダー」/「ライダーパフォーマンススペック」/「ライダーハイパフォーマンススペック」、「ハイウェイスターアーバンセレクション」を用意する。エルグランドに続き設定されるハイパフォーマンススペックは、ボディ剛性の向上やサスペンションチューニング、さらにエンジンチューニングまで施した。アーバンセレクションは、地上デジタルテレビ放送用チューナーやカーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)を標準装備とした特別仕様車。』
(goo-netより引用)
今回の車両は平成22年3月登録のハイウェイスター Vエアロセレクションです。ハイウェイスターだと専用のエアロが付きますけど、そこからさらにフロントスポイラーを追加したりバックドアのイージークローザーが付いたりするモデルです。新車価格は262万5000円、四駆で290万5350円です。
※今回はボロクソに言うので、見たくない方はブラウザバック推奨です。
外観
外観は、MC前と比べると少しフロントが変わっている程度です。ハイウェイスターと比較しますと、エアロがさらに加わるので全長が4770mmと大体0.3cmくらい長くなります。グリルが横基調なので、スタイリッシュですよね。今のC28だと結構癖があるので、この型だとそこまで癖は無いです。サイドは、フロントドアの窓が下に下がったデザインになっています。これで視界の確保をしっかりしているので、ライバル車よりも視認性は確保されていると思います。ただし、その分インパネからフロントドアパネルの段差があるので、車両感覚は掴みにくいのかなと思います。あと、車内のドアグリップが外から丸見えなんですよね。ここを綺麗に隠して上側にグリップ付けてほしかったですね。リアは、こちらだとテールランプがクリアなので質感が高いです。まとめると、外観は私はすごく好みです。セレナなら特にC26型の前期が私的に一番好みですが、こちらも好きです。ただ、外観の変化がC26になるとそこまで変わらない印象があるので、そちらは目新しさは感じにくいのかなと。
内装
ドア側は、上側から肘置き箇所までしっかりファブリックが使われていて、下側がハードプラです。質感は良いですね。ウィンドウスイッチはピアノブラックみたいですが、特に指紋は目立ちませんでした。インパネは基本的にハードプラばかりになります。プラの素材は特にダッシュボードに丸いポツポツがあり、正直チープです。ハンドルは革巻きになります。室内照明はLEDでした。交換されているかと。シートはやや固めではありますが、腰側がやや柔らかめなので、腰痛持ちの方だと腰痛出そうな気がします。私は長時間乗っても大丈夫でした。シートのファブリックは普通の素材ですね。ただし、この車どうやってもドラポジが合いません。ハンドルのセンターから軸ズレ起こしているんですよね。C26もでしたけど、これは残念です。座っていて非常に違和感があります。エアコンはボタン式です。ダイヤル式なら良かったです。シフトはストレート式なのですが、小振りで本当に扱いにくい。Dレンジ入れたくてもNレンジ入ったりと、シフトの感覚も狭くて扱いにくいです。残念です。ペダルレイアウトは良かったです。足をパンと出すとしっかりブレーキ踏めます。助手席は、25cm〜平手が入らない程と広めですね。C26やC27と比べると少し広いです。スライドドア側にもしっかり上部にファブリックが使われるのでここは良いですね。ボディ剛性は当時としては並かなと。シート座った感じも2列目は同じです。身長177cmの私で、頭上空間が拳4.5個、足元空間が27cm〜平手が入らない程と十分です。C26以降の方がもう少し広いです。3列目はシートは腰側が固くなった気はします。頭上空間が拳2個、足元空間が4cmです。2列目もう少し前に出せば広くはなるかなと。角度調整はできます。
で、これがドラポジに違和感がある原因です。ちゃんと真ん中に座って撮影していますが、こんな感じに中心から左側にズレていてドラポジに違和感があります。
ペダルレイアウトは違和感無かったです。給油口はレバー式です。
シフト周辺。この頃の日産車はインパネがごちゃごちゃしていることが多いですが、これはまだマシです。ナビはタッチパネル対応していました。
グローブボックスは容量問題ないと思います。
こんな感じにインパネからドアパネルにかけてかなり段差はあります。
今回の車両、珍しいサンルーフ付きでした。前が手動でチルトのみ、後ろが電動で開きます。結局C27からサンルーフの設定は無くなりました。まぁこの車なら無くて良いかと。
今回の車両はOPと思われるモニターや後席用のエアコンが装着されていました。
C25でも中央がスライドできます。ここは素晴らしいです。
前席は収納式のカップホルダーがあります。100Vのアクセサリーコンセントもありますし、USBタイプAの充電環境もありましたので現代の車程ではないですがちゃんと使えます。
メーターは視認性問題ないです。ちょっとスポーティー過ぎる気はしますが・・・。
車両感覚はボンネットが見えないので掴めません。ただワイパーは若干見えますが比較的綺麗に隠れていますのでここは良いですね。
荷室
大体ですが幅124cm、奥行き42cm、高さ122cmです。C26〜C28とほぼ一緒です。
荷室の照明は個別で消せるので素晴らしいですね。
3列目を跳ね上げしました。少し重いですが、60系ノアとか車格は違いますが2代目フリードよりは跳ね上げしやすいです。奥行きは167cm〜122cmになります。C26以降とそこまで変わらないです。
とりあえず横になりましたが普通に寝れますね。
2列目と3列目を繋げます。
段差埋めればまぁ寝れるかなと。
1列目と2列目もちゃんと繋がります。
ヘッドライトを点灯させました。恐らくHIDです。LEDでは無いかと。テールランプは豆球みたいです。LEDにしてほしかったですね。ただ、2000年代後半だとちょうど転換期だったので、なんとも言えないところです。
タイヤ
社外の15インチアルミホイールが履かれていました。FEIDのアルミホイールなのでブリヂストン製です。純正は16インチアルミホイールですが、あちらは正直見た目安っぽいです。タイヤはブリヂストンのアイスパートナー2です。スタッドレスタイヤです。
搭載エンジン
MR20DE型の137馬力で、2.0リッターCVTです。先代のC24型には2.5リッター車もありましたが、売れなかったのかこの型から無くなりました。まぁ2.5リッターはエルグランドで賄えますし要らないと思います。アクセルは若干軽くて踏んだ際少し違和感があります。ブレーキはまぁ普通ですね。踏んだ分だけ効くタイプでは無く、同世代のノア・ヴォクシーみたいに少し遊びがあってから効く印象でコンパクトカーレベルです。もう少し効いても良いのかなとは思いますが、まぁこれで良いのかなと。ブレーキタッチはC26以降だと軽くてすごく違和感がありましたが、C25はブレーキがしっかりしていて踏んだ際違和感は無かったです。加速は悪いです。C26以降もですがエンジンが唸る割には加速しません。明らかにパワー不足です。ただアクセル踏んでからの反応は早いですね。坂道走った際もパワーが無く唸ります。静粛性は、まぁ普通かなと。並だと思います。ロードノイズはそこまで目立つ印象はありませんでした。dBは65前後です。dBだけで見たら想像よりは良かったです。路面が綺麗なところだったからかなと。停車時はシート等に微振動が少し来ますが、まだ許容できるかなと。フロアは振動しないので、不快感は低いです。dBは50前後でした。ハンドルは意外と重いですね。もう少し軽くしても良いと思いました。ただ、C26以降にあるステアリングの違和感は重い影響があるのでステアリングのしっかり感はC25でしたらあります。サスペンションは基本的にはソフトなのですが、これはソフト過ぎます。そこまで路面が荒れていないにも関わらずガタンガタンと大きな衝撃を受けながら乗り越える感じです。素人ながらの推測にはなりますが、サスペンションのストローク量が短くて衝撃を吸収しきれないんだと思います。軽自動車ならまだ仕方ないかもですが、Mクラスのミニバンならもう少し乗り心地良くしてほしいですね。リアからの突き上げもソフト過ぎて正直感じやすいです。ここら辺は、C28から改善していますので乗り心地重視なら新型を。直進安定性は普通です。高速道路は乗り心地微妙です。ちょっと大きめの段差で車体がガタンとなるので乗り心地悪いです。足がドタバタします。大体のペースで走らせて2100回転程、dBは72前後でした。カーブ曲がった際のロールも感じやすいですね。変なこと言って申し訳ないですが、セレナはBIG EASY FUNというキャッチフレーズを付けていますけど、EASYまではまだ理解できます。視認性は良いですし、この時代では珍しくアラウンドビューモニターもあるので車庫入れは楽でした。ただ、FUNって言われると、こんな遅い車で乗り心地もソフト過ぎて悪い車のどこがFUNなんだ?と突っ込みたくなります。私なら。
まとめ
良いところ
・ストレート式のシフトなのは良いけど・・・。
・ペダルレイアウト⭕️
・アラウンドビューモニターが装着できる。
悪いところ
・シフト小振り過ぎ。ダメ。−0.5点
・加速性能❌ 荷物乗せたりフル乗車だとかなりキツいのでは。−1.0点
・乗り心地❌ ソフトにし過ぎ。−1.0点
・ドラポジが合わない。座って際の違和感がかなり感じる。−1.0点
・トータルで見て正直FUNできない出来。本当にユーザーのことちゃんと考えて作ったか怪しいレベル。−0.5点
評価:1.0点 論外。回避するべき。
すみませんが私からのC25セレナの9段階評価は1.0点とさせてください。ちゃんと視認性を考えたり(インパネの段差は酷くなってますが)、アラウンドビューモニターを付けたのは良いと思います。外観も私好みですごく好きです。ただ、トータルで見て車としての出来は本当に最後までユーザー目線で作ってるかと言われると怪しいところで、納得できない仕上がりでした。また、Xとかで見てますとセレナは故障しやすいとかツイートされているのを偶に見かけます。それも踏まえると、この車は言い方悪いですが論外だから回避するべきだよねとしか思えないです。正直、中古でMクラスミニバンお探しならノア・ヴォクシーかステップワゴン選んでおけば後悔しないと思います。以前レビューした70ヴォクシーやRKステップワゴンで感じた、イマイチなところもあるけどトータルで見たらしっかりしているよねという印象が、このセレナでは味わえません。最後にはなりますが、私は決してセレナが嫌いだからセレナを悪く言っているわけではありません(プリウスとかにも言えますが)。ちゃんと車作りしているのかなと思ってしまいまして、このように厳しいですが試乗した感想を正直にお話ししているだけです。C25セレナのオーナー様、申し訳ございません。正直乗ってがっかりしたのでこの評価とさせていただきます。これで今年の1.0点になった車は、クラウンクロスオーバー、ヤリスクロスHV(Xグレード)、トッポ、レネゲード、そしてこのC25セレナとなってしまいました。次回は12月に何かしら乗ろうかと思います。ではまた次回。