X-stream(エクストリーム)さんが投稿した魅せるエンジンルーム・ボルトの選び方・ボルトで印象は変わる・ネジのステンレス化・ボルトの種類に関するカスタム事例
2018年04月29日 23時05分
無言フォローお断りです。フォローされても解除しますし、フォローバックもしません。 常識を持ち継続的な関わりが出来る方のみお願いします。 千葉の野田市でX-streamというクルマの何でも屋!?をやっています。 愛車はRX-7他。 “X=未知の、stream=流れ” 【神は細部に宿る】 一つ一つの作業に拘り、見えるところも見えないところも分け隔てなく気を配り、あまり関心を持たれないエンジンルームにも細部に渡って一つ一つ丁寧に作業する事を常に意識し日々向き合っています。
X-stream流【魅せるエンジンルームの作り方第⑭弾】
なーんだ、まーたいつものインプのエンジンルームかよ。もう飽きたよ。
…って思っていますね?
…え?そんな事ないって?
そうですかそうですか。
ま、僕はとっくに飽きてるんですけど(´∀`)(大ウソ) 笑
さて、見飽きた(!?)このエンジンルームの画像ですが下の画像は上より『ボルトのアタマが目立つ』と思いませんか?
パッと見てこの辺りが目立つ様になってきたんじゃないかな?と思います。
でも上の画像は下より目立たないですよね?
エンジンルームをスッキリさせて汚れも落としたりするとコントラストがハッキリして今度はボルトの頭が目に付くようになって来るんですよね。
嫌でも目立って来るので、目立たせたい箇所・目立たせたくない箇所それぞれのボルトの形や色、時には材質を適材適所選定しましょう!
まずボルトについてですがアルミは除いて鉄とステンのボルトの2択ですね。
画像の左から
・ステンレス(キャップボルト)
・ユニクロメッキ(キャップボルト)
・有色クロメートメッキ(六角ボルト)
・緑クロメートメッキ(フランジボルト)
(ナットは参考までに置きました)
となっています(手近にあったもの使ったので統一性がないのはご了承下さい 笑)。
もっとメッキの種類が世の中たくさんあります。
緑クロメートと色が近い黒色クロメートメッキもあったりしますがだいたい自動車のエンジンルームに使われているボルトのメッキ(色)はこんな感じでしょうか。
※最近は環境対策で三価クロムフリーとなって有色クロメートみたいなのは少なくなりましたね。
※あと、メッキによる色の種類はたくさんありますのでもしかしたら実際のメッキの種類は紹介しているのと異なるかもしれませんが、だいたいステン・シルバー系・金系・黒系が存在していると思ってもらえればいいかと思います。
次はボルトの形ですが、これは左右どちらもフランジボルトです。
このボルトは頭にプラスの溝などもなく、ワッシャー一体のシンプル形状なのでX-streamでは強度区分を考慮するまでもない、美観に影響するような部位にはこのボルトに差し替えて塗装して装着しています。
色んなところを挿し替えてますが、ココとか
この前のインタークーラーステーの座面側とかに使っています。
この様に塗装して装着するとシンプルで目立ちません。
それに頭にプラスの溝が無い分、ホコリが溜まりにくいですし掃除も楽です。
まぁ、ホコリって面では普通の六角ボルトの頭がフラットな方が溜まらないんでしょうけれど、逆に頭がフラットなのってシンプル過ぎる気がする?ので採用していません。
この前のFDインタークーラーでも出たキャップボルトとボタンキャップボルトですが、
・オルタプーリーはステンのキャップボルト(M4)
・ウォーターポンププーリーはステンのボタンキャップ(M6)
を使用しています。
最初はウォーターポンプ側もキャップボルトにしていたのですが、それだとボルトの主張が大きかったのでボタンキャップにしたところ一番目立たせたかったオルタ側とのバランスもよくなりました。
※オルタ下の白いものはハーネス長さ検討で高さ調節の為に挟んでいますので気にしないで下さい 笑。
ちょっと引きで見るとこんな感じです。
実際、どんなボルトが似合うのかは取り付けてみないとイメージ出来ないって事が多いですね。。
ボルト太さで頭のサイズも変わってきてしまいますし、色々やって自分のベストを探る感じです。
拾った画像ですが、画像右側のボルト…
ナンバー固定によく使われるメッキされた鉄ボルトでワッシャー類がボルトと一体になったアプセットボルトというものが使われていますが、このボルトはナンバー固定以外に使われていると
『あぁ、ナンバーの余ったボルトで固定したんだな』
と思ってしまいます 笑。
(ステンレス製は場所を選んで使用していればむしろOKです!)
ですので美しいエンジンルームを目指すのであればメッキのアプセットボルトは使用しない事をオススメします。
もし、パイピングのバフ掛け(ポリッシュ加工)をしたら取り付けボルトは是非ステンレス化する事をオススメします。
パイピングとの一体感が出てますますピカピカに見えます。
こういうところのナットもフランジナシよりフランジ付きのナットがオススメです。
まぁこんな感じに、ボルトは適材適所、色や形や素材を選んで最も自分が満足するベストな仕様を探り当てて下さい。
正直なところ、どんなボルトが似合うのかはやってみないとなかなかイメージが付きにくいものですが、必要であれば色々入れ替えてみたりブラックアウトなどで目立たせなくしたり、ステンレス化でピカピカにしたりなどしてみて下さい。
最近の大型ホームセンターならボルトのバラ売りしてますしそんなに高くないですからまずは気軽にやってみるといいのではないでしょうか?
最後に、注意点ですがステンレスボルト・ナットは熱膨張の関係で鉄系ボルトよりも緩み易いのと(そんな神経質になる程でもないですが)、
ガルバニック腐食と言って接している鉄素材の錆を促進させてしまいますので時々様子を見てやって下さい。
いつもの通りですが、今回も質問や自分のエンジンルームに案が欲しいなんて事がありましたらお気軽にコメント下さい(´∀`)