オデッセイのツライチ・計算式・我流に関するカスタム事例
2019年06月07日 15時38分
僕が新しいホイールを買うときに使った計算方法を書きます。
最近、買いたいホイールが入るかどうか悩んでいる人を散見しますので、少しでも参考になればと思い書きました。
あくまで参考までに留めていただければと思います。
計算にまずは必要な情報から。
●オデッセイRCのデータ
◯全幅: 1820mm
オデッセイの場合は後輪のフェンダー部分の幅が広い。
フロントフェンダー幅はリアフェンダーに比べて左右で10mmづつ引っ込んでいるので、車幅は1800mmになる。
◯トレッド幅: 1560mm
左右のタイヤ(ホイール)のセンターの間の距離になる。
オデッセイの場合は前後共同じトレッド幅になる。
次に純正ホイールの情報。
純正ホイール装着状態でカタログのトレッド幅が測定されている。
◯純正ホイール
R18 7J インセット55mm
これらデータは基本的にカタログに書いてある。
●フェンダーからのリム位置
ツライチを狙う場合はフェンダーとリムの位置関係が重要。
純正ホイールの場合を計算する。
(1820-1560)÷2=130mm
これがホイールセンターからフェンダーまでの距離になる。
ホイール幅が7インチなので
ホイールセンターから外側の距離は
(7x25.4)÷2=88.9mm
ここで気をつけなければならないのは、リムがホイール端から飛び出している事。
J形状だと13mmなのでホイールセンターからリム端までの距離は
88.9+13=101.9
よって、リムとフェンダーの関係は
130-101.9=28.1mm
純正ホイールでは28mmリムが引っ込んでいる事になる。
これは後輪の場合、前輪の場合はフェンダーが10mm引っ込んでいるので18mmになる。
紐を垂らして実測したら、前輪が15mm、後輪が25mm引っ込んでいた。
これまではタイヤセンターとフェンダーの位置関係から計算してきた。
今後色々なホイールを検討する場合、インセットを考慮しなければならない。
よってハブの位置を基準に考える。
純正のホイールはインセットが55mmなので、ハブからフェンダーまでの距離は
(1820-1560)÷2-55=75mm
になる。
この計算は純正車高、キャンバー角がゼロが前提である。
車高を下げるとタイヤは中に入ってくるし、キャンバー角を付けるとタイヤ上部はやはり内側に入ってくる。
これを元に計算式を整理する。
●公式化
計算式を整理する。
新しく入れたいホイールの情報を
A:ホイール幅(インチ)
B:インセット
リムオフセットは13mmと固定(J)
とすると
((全幅-トレッド幅)÷2-純正インセット値)-(Ax25.4÷2-B+13)
もう少し整理すると
((全幅-トレッド幅)-(Ax25.4))÷2-(純正インセット-B)-13
となる。
この値がマイナスになるとハミタイになる。
マイナスにならないようになるべくゼロに近づける事になる。
●検証
僕が履いている7.5J インセット48のホイールで計算してみると
(1820-1560-(7.5x25.4))÷2-(55-48)-13=14.75
後輪は15mm、前輪は5mm引っ込んでいる。
後輪は15mmのワイトレを入れているのでほぼツライチ。
ただし車高を2-3cm下げていることと、後輪は2度ぐらいのネガキャンが付いているので少し余裕がある。
8.5J インセット45だと
(1820-1560-(8.5x25.4))÷2-(55-45)-13=-0.95
後輪でほぼツライチ、前輪だと1cmハミタイになる。
車高下げてキャンバー角つければ入るかもしれませんが。。。
この計算式は我流である。
また、車体には個体差がある。
あくまで参考程度で考えてください。