カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・9段階評価・オーナー様閲覧注意・酷評レビューに関するカスタム事例
2023年01月31日 14時17分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント 購入検討している方の参考になればと思います ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第160弾
スズキ スペーシアカスタムZ
またもや外観を撮り忘れる失態をしてしまいましたので、こちらも同一車両をカーシェア会社から引用させていただきます。
※今回はボロクソに言うので、見たくない方はブラウザバック推奨です。
①今回お借りした車両の詳細
平成29年10月登録車 ベースグレード ユーティリティパッケージ装置車(右側スライドドアが電動になります)
新車価格 157万1400円
②スペーシアカスタムZ一番のポイントは?
→通常のカスタムグレードよりさらにオラオラ感が増した外観。タントのMCでオラオラ感が増したので、それを見たスズキが慌てて追加したモデルです。販売期間は1年程。カスタムとの差別化が外観以外でもしっかり出来ているのか、これを選ぶ意味があるのかという点も重視しながら見ていきます。
③スペーシアカスタムZのライバル車は?
→デイズルークスハイウェイスター、N-BOXカスタム、eKスペースカスタム、タントカスタムでしょう。
④スペーシアカスタムZの良いところ
・ベースのスペーシアカスタムでも言えますが、収納は多いです。
・エアコンの温度調節がダイヤル式で良いです。ただ節度感はかなり安っぽいです。滑っとしています。
・アームレスト内に収納があるのが良いですね。
・シフトがストレート式です。ただ問題点が。後で解説します。
⑤内装について
ドア内側の質感は悪くはないですが、インパネ周辺の質感はあまり良くないです。プラスチックも微妙な質感。もう少し頑張れたと思います。そして一番の問題点。内装がカスタムと一緒じゃんという点。ただ外観を変えただけではい終わりという車でした。特別仕様車ならまだしも、これはカタログモデルですよ?ここはマイナスとします。ペダルレイアウトは悪く、足をパンと出すとアクセルを踏んでしまいます。前席は固めで、長距離も苦ではないと思いますが、後席は柔らかめです。サスペンションは固めです。後席は流石軽ハイトワゴン。広々としています。後席の角度調整ももちろん可能。
⑥荷室について
場所の都合で撮れなかったので後席を倒してみた姿です。シートを倒した後、片手でスライドしてようやくフルフラットになります。片手でも出来るのは良いですね。ただ標準のカスタムでも変わらないと思います。
⑦スペーシアカスタムZの問題点
・シフトがストレート式なのは良い点で触れましたが、節度感が無さすぎます。すぐにLレンジに入ってしまいます。スズキ車はこの傾向が強いです。
・ブレーキが最悪でした。踏んでも5割近くは効かないですし、タッチも最悪。先代ソリオに似たカシュカシュブレーキでした。これは問題ありですね。しかもアクセルのタッチも軽すぎて違和感があり、今まで乗った軽自動車の中で一番最悪なアクセル・ブレーキのセッティングでした。標準カスタムでもこの点は変わらないと思います。
・加速性能もパレット程ではないですが、NAだと良いとは言えません。ただギクシャク感が無く、アクセルを踏んでからの反応がN-BOXより早いのは良いです。
・CMがいかにも売る気が無い匂いがします。『今選ぶならゼッタイ、Z』と言っていますが、語呂合わせでそれっぽく仕立てただけやんって感じです。カスタムにしてはしょぼいCMです。
⑧総評
『2.0点 出来の悪い車。推奨しません。』
標準カスタムでこの内容でしたら、3.0点で結論を出していました。ただスペーシアカスタムZは2.0点という結論で出させていただきます。理由は問題点で触れた箇所に加えて、外観を変えただけではい終わりとなっている点。内装は一緒です。これが姉妹車とか特別仕様車、上級グレードとしての設定ならまだ許します。ただ今回のスペーシアカスタムZ、カスタムとはカタログも別扱いで、第3のモデルとして追加された仕様です。カスタムより良いんだと期待して選ぶとがっかりします。また、ヘッドライトは詳しい方曰く、4代目ワゴンRのスティングレーの流用らしいです。あらゆるところで手抜きしているこのモデル、『ゼッタイおすすめハイトワゴン』ではなく、『ゼッタイおすすめできないハイトワゴン』です。期待外れでがっかりしました。辛口評価ですみません。