デミオのマツダファン・エンデュランス(マツ耐)・デミオ15MB・デミオは走れるクルマです・クラス優勝・祖母に感謝に関するカスタム事例
2023年07月01日 23時15分
DJデミオの15MBとBMW118i sportに乗っています。 最近、久し振りにモータースポーツに復帰しました。 ⇒レース復帰年の2021年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル優勝×3回でした♪ 2022年は、耐久レース優勝×1回、2位×3回、サーキットトライアル2位×1回でした! 2023年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル3位×1 2024年は、一時お休みですが、復帰を模索中→耐久レース特別戦リタイア(タービンブロー涙)
CTの皆さん、ご無沙汰しております!
遅くなってしまいましたが、6/18に実施された2時間半耐久レース「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」に参戦してきました!
毎度の事とはいえ、今回はいつも以上に練習や準備に時間が取れず、全てギリギリでの参戦となってしまいました。
また、いつも素晴らしい走行ペースと驚異の低燃費を叩き出してくれる助っ人ドライバーが、今回は諸事情により参戦出来ないというピンチの状態でした…(笑)
前日にバタバタと準備をして、夜中にもてぎ近くのホテルに向かっていると、実家からスマホに着信が。
何事かと思っていたら、体調が芳しくなかった九州の祖母が亡くなったとの知らせが…
既に夜は遅く、サポートに来てくれるメンバーは準備を終えて宿泊または早朝の出発に向け準備を整えてくれています。
正直なところ、欠場しようかどうかと真剣に悩みましたが、一度出ると決めたことと、仕事や家庭の都合を付けてサポートに来てくれている方々の努力や思いに応えるためにも、出場を決めました。
その日は、ホテルで食べた弁当の味もあまり分からず、取り敢えず寝ようとベッドに入りました。
そして、レース当日は快晴!
朝から既に夏のような暑さが感じられます。
幸いにも、ピット内は風通しが良く、多少過ごしやすかったので、遅滞なく準備を終えて予選へ!
予選では、久々のもてぎにリズムが合わず、昨年のベストラップから4秒以上遅いタイムとなりました。
もてぎは自分が苦手としている「ストップ&ゴー」が多く、尚且つ、長い下りストレートからのフルブレーキングや複合コーナー、出口側にカントが付いているコーナーがあり、無理をするとブレーキにもタイム、燃費にも影響が大きいサーキットです。
ただ、後になって、幾らなんでも4秒以上遅くなるのはドライビング以外にも原因があると思いました。
続く決勝は14時過ぎ、34度の気温のなかでスタートです。
マツ耐は、ローリングスタートの方式を取っているのですが、フォーメーションラップから隊列が乱れ、前車、前々車ともにかなりその前との車間が離れています…汗
そして、ダウンヒルを下っている間に先頭はスタート(笑)
まさかのこの時点で先頭と30秒近い差が生じます…(笑)
自分も焦り気味に前車との距離を詰めますが、結局その前とは車間が縮まらず、相当に出遅れた状態でスタートに…
後で車載を見返して気付きましたが、この時スタートも失敗しています。
やっぱり、祖母の件もあって集中力を今一つ欠いていたようです。
何があってもレースはレースなので、レースに集中できる精神力を培わないといけませんね!
スタートからはそれほどの混乱もなく、詰まってペースが落ちていたロードスターの集団に追い付き、数台をパスすることもでき、スタート後は順調なペースを維持することが出来ました!
なるべく燃費に配慮し、低めの回転数でのシフトアップと、早めのアクセルオフからの滑走(リフト&コースト)で、燃費を稼ぎます。
40分経過あたりで、2ndドライバーに交代し、2ndドライバーも快調に走り出します。
2ndドライバーはもてぎマイスターで、燃費に配慮しつつも素晴らしいラップタイムを連発し、無事にオーナーキルされるほど良いタイムを出していました(笑)
2ndドライバーが絶好調の走りを終えて、再び自分がステアリングを握ります。
ここからも終盤に向けて、燃費の維持は欠かせません。
踏むべきところは踏む、抜くべきところは抜くという繊細な操作が必要なものの、調子はなかなかで、ベストラップを更新します!
燃費を稼ぎながらも、予選のアタックに迫るタイムを出すかことができ、オーナーの自分も一安心です(笑)
残り時間も少なくなってくると、燃費の厳しいチームとそうでないチームとの差が徐々に生まれ、デミオでもロードスターをオーバーテイクする場面があり、すこぶる気持ち良いです(笑)
ただ、燃費が厳しくスロー走行している車両と快調に飛ばす車両が混在するので、場面によってはかなりリスキーなシーンも散見されました。
サバイバルの様相を呈してきた残り20分で最後のドライバーチェンジ!
もてぎマイスターにステアリングが託されました。
死屍累々となったコース上を華麗に走り抜け、燃費も計算通り、これはいけそうな予感です!
絶好調のドライバーは、ベストラップを更に更新し、予選ラップを上回る2'43"台を叩きだし、そのままゴール!
上位クラスを抜いて、総合18位、クラス1位を達成しました!
真夏のような34度という過酷な気候のなか、ブレーキをはじめ車体各所に負荷がかかる厳しいレースだったと思いますが、ディクセルのブレーキとTAKUMIオイル、KYBとテインのサスペンションは文句無しの仕事をしてくれました。
また、自分たちワガママに付き合ってくれた友人たちの協力に最大限の感謝を述べたいです。
そして、前日に天国に旅立った祖母にも、この日の優勝と最後まで走り抜いたことを報告し、手向けとしたいです。
次は真夏の筑波戦が待っていますが、仕事やプライベートの関係で参戦できるか難しいところです。
しかし、可能な限り参戦に向けて準備し、筑波ではロードスター以外での総合優勝を目指して頑張りたいです!
この角度も意外と決まってて良いですね!
ブロンズホイールも競技車っぽくて好きです(笑)
自分の夢を応援してくれる仲間たちと!
皆さん、ありがとうございました!
一緒に戦ってくれた仲間と祖母に捧げます。
ちなみにこの後、レースが終わって夜23時半に帰宅。準備を深夜2時に終えて、朝5時の電車で成田に。8時過ぎの飛行機で九州に飛び、祖母の葬儀に向かいました。
もちろん、トロフィーも持って!
共に走ってくれたドライバー(左)と。
流石もてぎマイスターの走りは素晴らしいの一言でした。
自分も技術を盗んで上達しなければ(笑)
走り終えるとこの通り、燃料はスッカラカンです…(笑)
最後は「まだ止まるなよ!」というガス欠の恐怖とのチキンレース(笑)
最後まで走り抜き、素晴らしい成績を出してくれたデミオ。
最高のクルマです♪