Shinさんが投稿したカスタム事例
2024年11月09日 21時15分
20代⇒Z31 30代⇒S130Z 40代⇒JZX100マークⅡ そして50代... Z32にてZ乗り帰り咲きしました。 2022年/10月 新たにZ33を迎える事になりました。 今後はメンテ中心になると思いますが、末長くこのZ達と付き合って行きたいと思ってます。 Z32.Z33乗りのオーナーの方々、 Z33には未だ余り詳しく無いので、色々教えて戴きたく思います。
チェイサーの再塗装の巻
これは今から10数年前。元の愛車マークⅡツアラーVの製作と並行して作ったチェイサーです。
未だエアブラシを覚えたての頃…楽しいけど難しくて、難しいけど楽しさを感じた頃に造ったプラモです。
愛車のマークⅡは自身の車とそっくりに作り上げましたが、チェイサーはシルエットフォーミュラ風に作りたいと思って製作したモデルでした。
D1モデルのエアロを元にパテ入れして造ったモデルですが、中々思う型と色に成らなくて、とても苦労して造ったモデルでした。コンセプトは、トヨタ自動車がトムスから限定一台で作り上げたシルエットフォーミュラカーの様なチェイサー。
夢の様な話ですが、夢で良いんです♪僕のプラモ作りには夢の様なコンセプトが必要なんです♫
エアロに関しては満足行く仕上がりとなったので、次はチェイサーのボディカラーを決めなければいけないのですが…
トムスから販売となると、
派手な赤色は先ず無いだろう。
黒色では地味過ぎるだろう。
スポーツセダンで、市販車で、限定車で…
こうなると、色選びがどんどん難しく感じて煮詰まってしまいました。
最終的に選んだ色はボディを濃いめのシルバーで、エアロはガンメタの組み合わせ。
だけど、実際この組み合わせで塗装してみたら違和感を感じて…何か違うなぁ…と。
ボディをもっと濃いシルバーに…
エアロはボディ色にもっと近く。
凄く地味になったので、今度はその辺に落ちてたスポンサーデカールをいい加減に貼って…
あぁ、なんか無茶苦茶になって来たな…
トムスはどうなった?
こんなチェイサーをトムスから販売する訳ないな…
あぁ、駄目だ。やり直しだ!
だけど…クリアブラックやら、シルバーやら、ガンメタ色やら、何度も上から塗装し直したボディは、厚くぼってりと膨らみ…もう、手の施しようが無い状態になってしまったのです。
こうなったら、ホイールを替えようが、何をしようが、もう修正のしようが無い。
そんな訳でこのチェイサーは暗い部屋の隅で眠っていた失敗作品でした。
でも、何時も僕の頭の中で気になっていたモデルでした。それはとても苦労してエアロ製作したから。そして、失敗作品を造ったと思いたく無いから。
今回のコルベットc3は真っ赤なボディ色に塗装する訳ですが、クリアーを吹く寸前にこのチェイサーも赤色に塗装して、クリアーは2台共に吹く事にしようか?なんて考えた訳です。
だけど…モデラーの方なら判って貰えると思いますが、一度トップコート迄塗装したモデルを素戻しの工程迄戻す事は容易で無いんです。
それに…このチェイサーは普通の塗装膜の3倍位厚塗りしてる。クリアーはウレタン塗装。
やるか…
やらないか…
随分と悩みました。
前回の独り言の様に…
最初の塗膜剥離はペーパーではとても落とせない。そうなると、ナイフを用いて削り落とすしか方法が無い。運良くウレタンクリアをボディに傷を付けずに落とせても、その後にシンナー風呂には入れられない。(ボディにはパテが入ってますから)
それはそれは随分と悩みましたが、結果、ご覧の通りに覚悟を決めて決行する事にしました。
何層にも塗装を施されたチェイサーはズッシリと重く、ミニカー程重いボディでした。(大袈裟では無いです)
このボディにノミを入れてクリアーを捲って行きます。もしボディにノミやナイフで傷を入れたら…多分もう治す気力は無いです。
だけど、ボディに傷を入れてしまう可能性は可也高い。慎重に行う積りだけど、一瞬の集中力の低下で傷付けてしまうでしょう。
精神的にも、手際にも、可也キツイ道を選んでしまった訳です。
素戻し迄に要した時間は…
コルベットc3を作り始めた時からですから…もうかなりの時間ですね…
塗装剥離途中に、フロントスポイラーにダクトを設けたり、サイドステップとリアのエアロにに一工夫したりもしたので、その分の時間も掛かってます。
休みの日には、一日中ガレージに籠って剥離してました。そうするとね…時間の流れが判らなくなるんです。
時計を見ないでやっていると、特に日が暮れてからの時間が判らなくなります。
今日は此処まで!と思いガレージの時計を見ると、AM2時。もう、今日では無いですね…
塗装剥離を初めてかは1週間程経った時…
要約400番手のペーパーが使える様になりました。
何とかボディに傷を付けずに此処まで来れた。ほっとした瞬間でした。でもここからが未だ長かった。
プラモデルの塗装は実際の車の塗装と良く似てます。足つけ→サフ→中研ぎ→ベース塗装→クリアー塗装→研ぎの順。
だから、プラモでも再塗装をするとなると、粗粗、素の状態迄戻す必要があります。
だから…その個体に余程の思い入れが無いとクリア塗装迄終えたプラモのボディをレストア再塗装なんて、中々しないです。
長い道程でしたが、本日…此処まで辿りつく事が出来ました。
この作業はある意味…
集中力持続の鍛錬でした。
次の工程はボディ塗装です。
長い文のお付き合い有難う御座いました🤗
コメントは結構です🙏
最後まで見て頂き有難う御座いました🤗
それでは又お逢いしましょう☺️