レガシィツーリングワゴンのスワロを散りばめ完成です・BG5・レガシィツーリングワゴン・早口で差をつけろに関するカスタム事例
2020年09月01日 03時08分
ターボチャージャー搭載型は発表当時から幾度も「クラス最強」の座を他社から奪い取ってきたエンジンであり、スバルのモータースポーツ活動を草の根レベルから支えてきたエンジンである。基本的には4,000rpm付近から一気に出力を高める中高回転型エンジンであるが、各種の改良により、時代の要求による車体重量の増加に適うだけの低回転域のトルクを得てきた。現在までに量産されているEJ20の最高出力は量産型標準仕様で公表値308PS(227kW)であり、最大トルクは43kg・m(422N・m)に達する(いずれもインプレッサWRX STI)。
スバル車は年改と呼ばれる1年周期の改良が施される上、多種多様なモデル/グレードにEJ20を使ってきたため変遷が多い。特にスポーツグレード/特別仕様が多いインプレッサ、特にWRX STIでは三菱・ランサーエボリューション(エンジンは直列4気筒の4G63)という好敵手を持ち、他のスバル車と比べてもモデルライフが長いため、年改で搭載エンジン型式名のサフィックス(接尾辞)が変わるほどの変更を受けることがあった。そして長い間に数々の変更を受けてきたため、初期のEJ20と現在生産されているEJ20ではまるで別物のようになってきている。ピストンや吸排気の取り回しはもちろん、クランクの前後位置を決めるスラストベアリングの位置すら変わっており、初代であるBC/BF型レガシィ搭載のEJ20とBP/BL型レガシィに搭載されるEJ20で同じなのは、ブロックの外観寸法とボアストローク比、シリンダーブロックやシリンダーヘッドがアルミニウム合金で作られていること、バルブ本数、タイミングベルトの長さと取り付け状態、ヘッドボルトのねじ穴位置、エンジンマウント位置くらいである。また同じ型式同じ生産時期ながら変更が多いのもこのエンジンの特徴で、ヘッド、ロッカーカバー、ピストンは幾度も変更されている。不都合対策のためのパーツまで網羅すると、量産型ながらわずか3,000基程度しか作られなかったエンジンもあり、エンジン形式と年式だけでは分からない部分が何十種類も存在するため、部品注文の際は注意を要する。
なるほどわからん。