ミニキャブのDIY・エンジンオーバーホール・4A30・20バルブに関するカスタム事例
2021年08月12日 01時25分
ジモティーで2万円で購入した、20バルブターボのブラボーがエンジンブローより復活するまでの作業を備忘録として書いておきます。
12,000円
内視鏡検査の結果、バルブが欠けておりましたのでヘッドごと交換します。
9,000円
圧縮が低いシリンダーがあり、ピストンリングを交換と思いましたが、ピストン関係の部品が見事廃盤となっていたため一式を中古assyへ交換します。
10,000円
タービンブローと聞いておりましたので交換します。
購入したヘッドはU64W後期の物なのですが、左のとおりロッカーアームに改良があり、ローラーにオイルを噴射する機構が追加されています。
左が車両搭載のエンジンより外したピストンです。見事に曲がっていますね。
星形配置のバルブ、すごい機構ですね。しかし排気バルブが欠けています。
車載でヘッドを降ろすにはスペースが非常に厳しく、ヘッドカバーを外した状態のエンジンの上端とボデーの隙間が9cmのところでヘッドを分離するのがコツです。
これ以上エンジンを持ち上げると、ヘッドがフロアに干渉して抜けないし、これよりエンジンを下げるとストラットタワーに干渉します。
車両が着地した状態で下に潜りオイルパンを剥がす作業をします。こればかりは自分の体型に感謝ですね。パンタジャッキはエンジンを上記9cmのところで支えるためのものです。
スラッジが大量にこびりついておりますが見なかったことにして組み付けて行きます。
タイベルも無事張り終え完成です。目印を見るのに角度がキツく誤認する可能性が高いため、何度も目印を確認するようにしましょう。
記録簿より、前回整備工場で組んだ時から1コマずれたままであったことがわかりました。
あとはフロアの穴を塞ぎ車検に持ち込みます。
積雪地域の旧車につき、運転席や助手席足元はまず穴空きがあると思った方が良いでしょう。
マフラーのテールピースが朽ちて折れたので、解体屋よりアトレーのマフラーを収穫してきてフランジやステーを加工し取り付けます。
チリもバッチリ。我ながら会心の出来に思わずニッコリです。