ミライースのDIY・セッティング・チューニング・車高上げに関するカスタム事例
2021年08月15日 19時51分
【車高上げセッティング】
やっと……、
やっと全てが完了しました。
昨日よりもさらに車高を上げてみました。
これでカントリー(田舎)仕様のセッティングが出来ました😆
今回は宮崎という田舎の土地に焦点を合わせた『セッティング(配備)』をし、セッティングを有効にするための『チューニング(調整)』を行いました。
内容はバリバリ理屈っぽいです。
あくまで田舎仕様なので都会に住んでいる人に向けての内容ではないかもしれません。😂
それでは、いってみましょう🎵
まずは車高ですね。だいぶ上げました。
タイヤとフェンダーの隙間は9cmほどです。
5cmほどアップしました。
これでサイズアップしたタイヤでも、フェンダーとタイヤの干渉はなくなりそうです😆
あと、宮崎は悪路が多いので、走破性を上げることも出来ました。
さて、車高を上げると弊害が出てきますよね。
そうです。ロールが増えてしまいます。
それならロールを抑えましょう。
でも、ミライースにはスタビライザーが付いてません。
そういう仕様もありません。
だったらスタビライザーを付けて、足回りを固定しましょう!
そうすることで、ワインディングな道路も運転しやすくなりますよね。
でも、無いものを取り付けるので、部品同士の隙間は狭くなります。そうすると干渉という問題も出てきます。
それなら、クッションを取り付けて干渉を抑えましょう!
クッションはハンズマンでちょうど良い太さがありましたので、それをスタビに着けました。
これでドラシャ破損の心配は失くなりますね😄
ロールを抑えるためにスタビを取り付けて、
スタビを付けるために車高調を組みました。
でも、市販の車高調は街乗りも使えるということですが、『街』ではありますが、『町』ではないです。
道路状況的には
田舎 < 町 < 街 < 高速 < サーキット
↑ ↑
(宮崎) (都会)
ましてや宮崎県なんて、中心である宮崎市でさえ路面が悪い道路がたくさんあります。
それなら、サスペンションも柔らかめでセットアップする必要がありますよね。
なので、ラルグスの『樽型スプリング』とシュピーゲルの『ヘルパースプリング』を取り付けました!
余談ですが、
サスペンション=バネって考える人いますが、サスペンション=ダンパー&スプリングです。
ヘルパースプリングを取り付けるので、プリロードはほとんどつけてません。
遊びが出るか出ないかのギリギリでバネをセットしました。
本来は着けなくてもいいのですが、リア用のスプリングチューブをフロントに着けました。
フロントのバネレートは4Kですが、樽型なので入力が強いと干渉して異音が出そうだからです。
リアはこうしました。
はい、そうです。
ダウンサスをそのまま使いました。
だって、メーカー仕様だと車高短の方向になってるので、今回の趣旨には合いません。
ダウンサスではなく、純正を使うともう少しだけ上がると思いますが、バネレートが柔らかくなると後輪のアクションが緩くなるため、今回はこれでいきます。
ドライブに行ってきました。
これで完成ですね。
減衰力は
フロントが32段中の5、リアが32段中の16
FFの合わせ方ですね。駆動輪をしっかりと路面に食いつかせるためです。
バネレートは
フロントが4K+ヘルパー、リアが2.2K
でも、もうちょっと食いついて欲しいので、自由長が長い同程度のバネレートのスプリングに替えるかもしれません。
乗り心地はかなり良くなり、走行性能も格段に上がりました。
チューニングの確認で高速も軽く走りました。
高速道路では減衰力調整を
『前後とも最も固く=ピストンの動きを遅く』
することで満足のいく走行が出来そうです。
メーカーとしては、
「街(city)乗り~高速~サーキット」
を目的としていますでしょうが、
私はサーキットには行かないので、
「田舎~町(town)~街(city)~高速」
で充分な減衰力調整幅に変わりました。
もしサーキットに行くなら、車高調キットに付属しているスプリングを前後ともに組み込みましょうかね✨
ミライースも、これでようやく落つくことが出来そうです。
今までに赤ミラで学んできた内容は全てここに繋がっていたのかもしれません。
あと1ヶ月半で30歳を迎えてしまいます。
それまでに全てを終えることが出来て、本当に良かったです。
赤ミラでは『スポーツ走行の楽しさ』
黒イースでは『快適な街乗りの難しさ』
それぞれを教えてもらうことが出来ました。
車をいろいろと触って感じたのは、メーカーの製作能力が素晴らしいということ。
「最近の車はつまらない」という人の意見も分かります。でもそれは、「全国津々浦々、どこに行っても及第点を取れる車の証」ではないでしょうか?
それを毎年どこかのメーカーから新型車が出るのは日本の技術力の高さだと最近思うようになりました。
TR-XXはL500系の四代目ミラで終わりを迎え、MT⇒AT⇒CVTへと移り変わり、サーキットから街へと生息地も変わりましたが、『走る楽しさ』を産み出したミラの伝統はまだまだ続きそうですね。
イースも今回で《整備編》は終了となります。
おそらく、これからは両車ともインスタ的な使い方になると思いますが、何卒お許し下さい。
最後になりますが、戦時で亡くなった方に慰霊の意を込め、黙祷を捧げます。
それでは、また。