スカイラインのDIY作業・やれることは自分で・ない頭つかってますに関するカスタム事例
2020年05月17日 20時41分
本日第二弾
最近エンジンかけるとタイミングのあたりからガラガラ音が…
しばらくすると収まるので恐らくFJ20 特有のコヤツの不具合?
幸いカメアリさんから調整式が出ていたので入手
以前購入したエンジン講説とガスケットキット一式持って久々会社へゴ〜♪
講説には1番圧縮上死点出してからの作業とあり…
クランクプーリーとデスビで確認できれば良かったですがFJ20 のデスビは…
ま〜立地条件良過ぎてアクセス不可なので諦めてヘッドカバー開けてカムで確認
貴重なガスケットが…クソ〜
FJ20 はエンジンを正面から見て左側が吸気カム、右側が排気カム、チェーン駆動なのでスプロケットの刻印がお互い外向きになってる状態が圧上なんで当然吸排どちらも押してない状態となります。
プラスでクランクプーリーの刻印がポインターと合ってればOK
二次側チェーンテンショナーはエンジンの油圧が掛かってない時はチェーンガイドを押すプランジャーは内蔵のスプリングでチェーンを押さえつけています。
エンジンが始動すると今度は中に油圧が掛かって押す仕組み
つまり油路があるので取り付け面のシリンダーヘッドとの間にはガスケットが入ります。
これが交換作業時には厄介
プランジャーを押しながらガスケットをずれないように…この隙間でやるのって意外と難しくねぇ?
とりあえずバネ無しでシムの枚数を設定
付属のシムは3枚ですが2枚で気持ち遊び出るくらいなので2枚でいきます!
3枚はキツくて入りませんでした
さて問題の組み付けなのですが…
勢い任せで大事故になるのも嫌なので前の写真のボルトを頭ぶった切ってこのようなスタッドボルト状のガイドボルトに改造して治具を製作しました。
ボルトはタイミングケースの穴から少し出るくらいの長さで6M✖️1のピッチのボルト使用
グラインダーでぶった切った側をプライヤーなどでつまめるように縦長に削ります
さらに片方はダイスで全ネジを切って加工
同ピッチの皿ナットも用意
何故かは後ほど…
ヘッドの取り付け穴に手でいっぱいまで食わせます
この状態でガスケットをガイドボルトに通して先にヘッドの取り付け面に密着させておきます
次にチェーンテンショナーにスプリングを組んだ状態でガイドボルトに通して組み付けていきます。
ガイドボルトに通した状態で細いマイナスでプランジャーをヘッドでテコのように押しながらチェーンの重みでテンショナー側に倒れてきているチェーンガイドを針状のピックツールで内側に押しながらテンショナーを挿入!少しコツいる…
先程全ネジ切った側のガイドボルトに皿ナット食わせて適度に締めてテンショナーを仮固定します
この状態で片方のガイドボルトを外して取り付けボルトに変えて規定トルクで締めます。
6〜7kg.m だったっけ?講説会社に忘れた…
片方が締まっているのでズレることはありません
で、仮固定のガイドボルトを正規の取り付けボルトに変えてトルクで締めて終わりです♪
結果!
驚くほど始動時が静かになりました♪
今度からは朝はクラッシックでも聞こうかな♪