アルトワークスのスタビライザーリンクグリス漏れ・スタビリンクブーツ破れ・ダストブーツ交換に関するカスタム事例
2022年05月19日 00時20分
えいすです。 パーツの自作から塗装取り付けなど自分で出来そうなことはひとまずチャレンジ∩^ω^∩ 無いものは作れるか考える。 失敗する事も多々ありますが、致命傷にならないように工夫しながら楽しんでいます。 みんカラもやってます。 整備などは情報整理のしやすいみんカラに詳細を掲載する事が多いです。 よろしくお願いします。
先日、定期点検でスタビリンクブーツの破れ、リアサスのダストブーツの破れ、更にプラダンディフューザーによる車両火災の恐れが指摘されたEighthです。
早速スタビリンクブーツの交換を行いました。
私のワークスのサスはHKS hyper max IV GTなのですが、純正であれ通常はスタビライザーリンクごと交換になるようです。更にHKSのラインナップだと1本¥7700とかなりいい値段がするので、リンク自体にガタなどが無ければブーツのみ交換しようと思い着手しました。
当初の予定では、片側2箇所のボールジョイントのブーツ合計4箇所の交換を目的としていましたが、サス側のリンクを固定しているナットに手持ちの工具がかかるクリアランスが無かったため、スタビライザー側のみ交換としました。
サスペンション交換は中古でサス購入からDIYで行いましたが、この部分は唯一サスの前オーナー様側で施工されていたので、自分では締まりの確認程度しか行っていなかった部分でした。
左右ともわざとなのか錆びが激しいのであらかじめラスペネを浸透させて作業に臨んでおります。
通常のスパナでかかりはしても回せるだけのクリアランスがありません。
ボールジョイント先端の5ミリ六角を緩めようにも手持ちのL形レンチではピクリともしません。よく見ると穴が微妙に拡張しているので、もしかすると前回取り付ける際は六角のインパクトか何か使ったのかも知れません。
もし同じ製品をご使用の方でここの17mmナットを操作できた方は攻略法を教えていただけますと幸いでございます😇
純正の14mmナットに換装した方もいらっしゃるので、きっとやりようはあるはずなんだけどなあ。
今回使用したブーツは大野ゴム製DC-2668。
先人がお使いだったのでこちらを採用しましたが…
微妙にサイズが違うんだね。
上が今回採用したもの。
下がHKSの採用しているブーツ。
高さは一緒だけど、上下の穴径が購入したものの方がやや小さい。
今回は電動インパクトが何とか使えたので下側リンクの取り外しはスムーズに行えました。
ダストブーツの取り外しはダストブーツの中にクリップリムーバーを差し込んで抜ける方向にプッシュするだけ。
リングを先に外す必要はない。ブーツとリングを一緒に外す感じ。
古いグリスは拭き取り、可動性の確認。動くしガタはない。
先に右から着手したから右側の抵抗感の強さに気づかなかったが、右は結構力を入れないとボールジョイントが動かない。これは固着気味なのか?
左側はダストブーツがぱっくり割れていたので中のグリスは泥のようになり、ボールジョイントも一部錆びている。右とはえらい違いだ。
ただし動きは軽い。軽いのでナットの操作には供回り防止でL形レンチとスパナを併用する必要があった。
稼働部は触れてみると平滑だが、錆がきている分不整になっていると考えられるので今後加速度的に摩耗が進む可能性がある。
こちらも古いグリスは拭き取った後新しいリチウムグリスを塗布してブーツを付ける。
リングは思いのほか柔らかかった。まさにキーホルダーのリングみたいな感触。
リングの取り付けがこの作業で地味に時間がかかるところかと思います。
事務用クリップや目付きのステンワイヤーで引っ掛けて挿入方向に引っ張るなどのテクニックも参照しましたが、今回はクリップリムーバーでチマチマリングを取り付けました。
リング取り付け後はパーツクリーナー(シールチェーン用を使用)で余ったグリスや周りのグリスを拭き取っておきます。仕上げにラバープロテクタントを吹き付けてホイール取り付けて終わり。
リンクの片方は留まっているのでリンクがある程度固定されていたので体勢はしんどいけど作業自体は思っていたよりスムーズに進んだ(ジャッキアップから下ろすまで約2時間)のは良かった。