デミオのC3・DL-1・軽油の違い・ツインリンクもてぎ・お滝のオイルメモに関するカスタム事例
2021年06月07日 17時50分
今日はいつものディーゼル専門店88ハウスでオイル交換をしてきました。
おそらくデミオでウィンズのC3オイルを導入したのは自分が初ではないかと思います👍
ちょうどコルベットC8が点検に来ていました。
R35とほぼ同じくらいの値段のスーパーカーですね(*´∀`*)
wynn's ロングライフ5W-30
規格はC3です。
オイル成分で特許を取っているようで、コッソリ同じ成分をWAKO'Sがパクッてしまった事もあるみたいですw
スカイアクティブDのエンジンオイルって純正かDL-1しか駄目なんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるので、なぜC3でも問題ないのか解説します。
少しでも皆さんのオイル選びの参考になれればと思います✨
もっと詳しくお知りになりたい方は、
ミカドオイルというショップが書いている記事をご参照ください。
お滝のオイルメモ②
【C3とDL-1の違いとは】
簡単に分類すると上記の3項目の違いです。
HTHS粘度とはエンジンの摩耗を防ぐ保護性能ですが、高いほど燃費も落ちる側面もあります。
C3は3.5以上でDL-1は2.9以上なので、C3のほうが保護性能は優れています。
Pリンは殆ど同じですね。
この成分は潤滑性能に関係しますが、多すぎるとオイル燃焼時に触媒の性能に悪影響を及ぼします。 減らしすぎると耐摩耗性が低下します。
硫酸灰分にはDPFを詰まらせる作用があります。
表を見てもC3のほうが0.2多いので、C3はDPFが早詰まりする!と思われるかもしれません。
実際にこの数値だけを見て騒ぐ人がいます(笑)
しかし、DL-1とC3のベースオイルの違いのほうが実際にはDPFに大きく影響します。
鉱物油に含まれる不純物がDPFに大きくダメージを与えるので、C3などのC規格のオイルは鉱物油ではなく完全な合成油になっています。
反面、DL-1は鉱物油や部分合成油でも規格としては大丈夫なので、0.2%の硫酸灰分よりも余程ダメージのある不純物が混ざっている可能性があります。
そもそも汎用に使えるDL-1と違い、C3はDPF対応オイルとして開発されているのでマツダ車でも安心して使える訳です。
じゃあ何故日本のマツダ車はDL-1指定なのか?
圧縮比が低いからではありません。
HTHS粘度が低く柔らかいので、燃費がいい。ただそれだけです。
なのでDL-1がない海外のマツダ車は勿論C3指定です。
しかし、
海外のスカイアクティブDがC3だから日本もC3で大丈夫って理由だけで結論づけるのは早急です。
なぜなら燃料の成分もエンジンに影響する可能性があるからです。
この点はエイトさんにご指摘頂いたので調べてみました。
日本と海外の軽油の違い、つまり硫黄分の差がありました。
グラフを見ると現在でも日本と同じ10ppm以下ではない国や地域があるのが分かります。
メリットデメリットとしては
硫黄分が少ない日本の軽油の
メリットはDPFを傷めない
デメリットは潤滑性能の低下でポンプへの負荷が大きい
硫黄分が多い海外の軽油の
メリットは潤滑性能が高い
デメリットは硫黄が硫酸に変化した時のDPFへのダメージが大きい
欧州は現在は日本と同じ10ppm以下なので軽油の成分はほぼ同じです。
ここではじめて、欧州のマツダ車がC3ならば日本のマツダ車もC3で問題ないと言えます。
勿論ヨーロッパなど長距離を走る場合とちょい乗りを繰り返す日本の場合だと違いが出てくると思いますが、日本で走っているC3規格のメルセデスのディーゼル車も2万キロ程度の交換で海外と距離の差異は大してありませんので、そこまで考える必要はないかと思います。
オイルを変えるだけでレスポンスや煤の蓄積、加速具合も大きく変わります。
燃費いい走り=エンジンにとっていい走り
ではないので、日頃からクリーナーや添加剤や走り方などで気遣っていきたいですね(*´∀`*)
今日オイルを入れた感想ですが、低回転時のトルクがかなり太くなったように感じました。
エアコン全開にしてても以前より力強い感じがします🤔
この滑らかな加速感は柔らか純正オイルでは出せませんね🤤
後は1万キロ後にどれ程性能が落ちていないかを検証できればと思います✨
デミオを見る会ですが、
告知やお誘いを皆様にして頂いたおかげで、DJデミオの台数だけで去年の全体台数に到達しました🎉
あと1ヶ月近くになりましたが、まだまだ駐車場は有り余っているのでどんどんご参加ください!
デミオだけでなく他のマツダ車でも参加可能ですので気軽にお誘い頂ければと思います😆