アルトワークスのはやと。さんが投稿したカスタム事例
2024年12月16日 22時21分
免許取得して初めて欲しいと思った車 当時は「直しながら乗るのはキツイ、やめておけ」と言われ諦めた 6年が経ち、整備士に転職 技術に伸び悩んでいたので勉強用教材と称してまだ安いうちに勢いで購入 程度はまずまずのノーマル当たり個体 育てて3年目になります よろしくお願いします
9月から長らく戦い続けたFIヒューズ切れによる走行不能の症状
ようやく幕を閉じました
とても難しかった。。。
・9/29
A/C冷却力強化のため80wコンデンサーファンモーターの多車種流用取り付け、エキパン、コンプレッサー、レシーバータンクを交換
その夜走行、効果チェックをしていたらフル加速でストール。
ドナドナ
原因はFIヒューズが切れたため。
過電流、ショート、ハーネスの圧迫を疑い原因を探す。
配線図を確認して繋がっている用品の抵抗値、確認ハーネス間のショート確認。
正常。
A/C弄りで触ったであろうエバポのフレア付近、コンデンサーファン取り付けで触った部分、ダッシュボードも外してハーネス圧迫、被膜破れが無いか目視をするも見つからず。
ジャンクションBOXのコネクターに漏電跡があったため開けてみるとFIヒューズへ繋がる回路が雨漏りでしょーとしたあとがあった。
これだと喜んだのも束の間。
関係なかった。
ハーネスを揉んだりゆすったりしまくったが相変わらず切れまくるヒューズ。
それを繰り返しているうちに症状が出なくなり、「まぁ切れなくなったからまた症状出てから探せばいいか」と乗り回していたら。。。
車内が突然目に染みるようなケミカル臭い煙でモクモクに。
ECUが燃えた。
きっと度重なるヒューズ切れで負荷がかかり電解コンデンサーがパンクしたのだろうとか勝手に思っていたが。ちゃんと燃えていた。
燃えたのはA/Cマグネットクラッチリレーの回路。
導通点検では同通があったりなかったり。
リレーを分解するも異常なし、破壊しただけだった。
ブリッジ処理で補修
代替えリレーで補修
しかしECUが直ったところで再発しては困るので改めて燃えた端子、配線図を確認。
マグネットクラッチリレーはFIヒューズからの電源が入っているとわかり、関係する場所を点検。
マグネットクラッチの抵抗値、コンデンサーファンリレーの抵抗値、各部を切り離したハーネスの導通、全て異常なし。
悩んだ末FIヒューズとA/Cの関係を調べるとスズキ車でA/C付近のハーネスが短略してFIヒューズが切れると言う記事をいくつか見つけた。
他にもコンプレッサーに金属のクランプで止めてある関係上そこが擦れてショートするためA/Cのヒューズが切れる他社の故障事例。
藁にもすがる思いでA/Cコンプレッサー周辺を見渡す。
あ、いたわ。
おそらくフル加速でエンジンが傾いて接触、その繰り返しによって被膜が破れてコンデンサーファンシュラウドでショート。
金属製シュラウドとアースの同通があることは確認できた。
残る課題は果たして本当にこいつのショートでFIヒューズが切れるのかと言うところ。
純正ECUに付け替えいざ接触。
FIヒューズが飛ぶ!
やはりA/C弄りで触ったところであった。
原因がわかるとこんな単純なところだったのかと思ってしまうのはどの呼称でも同じかな。
しかし、燃料系統の部分でトラブっているのにそれがA/Cに繋がっていてそこが悪さをしているだなんて思いもしなかった。
絶縁処理をしてハーネスにコルゲートチューブを巻いて処理。
しっかりA/Cも作動し、FIヒューズも切れず、車内が焦げ臭くなることもなくなりました。