86のオイルフィルター交換・オイルエレメント交換・K&Pに関するカスタム事例
2020年05月17日 23時16分
型番はS-1A(アノダイズド仕上げ)
ネジサイズ20x1.5
ハウジングはC1
ステンレスマイクロニックフィルターを濾材に使用したオイルフィルター。
FAA(米国の連邦航空局)認証品。
航空機用オイルフィルターやトップカテゴリーのレース車両に使用されてるとの事。
オイルの圧力損失が1/7になるとの事。
これ、出所とというか本来の目的は医療用の濾過フィルター用に開発された物の転用ですね。。。たぶん。
他に、化学プロセスや加工食品の生産ラインで使ったりする奴。
ステンレスの糸を編み込んでいるのでは無く
レーザーで微細な穴を開けていく手の込んだ製造方法。濾材はめったクソ高価ですが耐久性は洗浄すれば永久ともいえるのでコスパは最終的には良いのかもしれない。
オイルの製造ラインでも使用しているはずなので
当たり前ですがオイルフィルターには適している
と思う。
今まで自動車用がなかったのが不思議。
これ、車にも使えますが本来はバイク用。
レスポンス重視バイクには最適だと思う。
FAエンジンにはどうなんでしょうか。。
確かに軽く回る気がしないでも無いですが。。。
わかりやすいのは油温の下がり方が少し速いように思う。
上がり方はあんまり変わらない。むしろ速いかも。。。(どちらも純正メーター上の目測なので
数値の信頼性はビミョーですが)
エンジン音は特に変化なし。
多分、オイルそのものの流量を増やすような根本的なチューンをしない真価を発揮しないような。。乗用車用途だとオーバースペックかな。
フィルターケースがヒートシンク構造になっていますが、むしろ周りの熱に影響されやすくなってる気がする。。
夏場は濾紙製の方が良いかも。
航空機用って事は上空の超低温環境にも強いって事ですから。。(残留水分の凍結防止とかね)
オイルの粘土の変化に対応しやすいのが最大の特徴かと思われる。
一つ確実なのは
汚れによる性能低下が少ないところ。
あくまで、信頼性向上の品物。
レスポンスアップは副次効果。
ただのポン付けで性能が上がるわけでは無い。
フォルター本体はかなり小さい。
ケースもサイズ的にHKSのエレメントと同じぐらいの大きさ。
圧力損失の低さを考えるとこれで充分なサイズかとおもわれる。
エンジンルームのやる気度が10%ぐらいアップするw