N360の大森メーター・N360・昭和商店・油温計に関するカスタム事例
2025年03月02日 20時53分
セルダイ容量をオーバー気味でバッテリーの具合が気になります。
以前センターコンソールに取付けてあった電圧計を仮設置してます。
一緒に取付けてた油温計は壊れてしまったんですが実は密かに入手済みで今年も猛暑の様ですから夏まではと思ってましたが取付けを進めます。
メーター類はちゃんと表示されるか確認します。
カミさんのいない間に台所でゴソゴソやりました。
フライパンに水を張って油温計のセンサーを湯煎します。
こだわりの大森さんの2羽の油温計です。
沸騰した状態でメーター表示も100℃となり大きく問題なさそうです。
でも表示のリニアリティを判断するのにはもう一点測定してみたいです。
当然水では100℃以上は上がらないので天ぷら油で測定です。
フライパンに油を入れて一旦150℃辺りまで加熱して温度を下げながら測定です。
タイムラプスで録画してデータを取ります。
ん〜 何かデータがおかしいです。
全体的に10℃程低目に表示されます。
今度は冷めた状態から加熱してみます。
データが取れました。
エクセルでグラフ化します。
明らかに上昇と下降では温度カーブが違います。
ん〜どうしてでしょうか?
水と油では違いが出るのでしょうか?
水で同じ様に上昇/下降のデータ取ってみます。
水の場合もやっぱり上昇と下降では温度カーブが全然違います。
しかし沸点の100℃は上昇下降共に同じで油温計の表示はちゃんと出来ている様です。
もう一度グラフを睨みつけてると徐々に原因が分かってきた感じです。
原因は“熱伝導”です。
フライパンの油は加熱によって直ぐに温度上昇しますが油温計のセンサー部分はいきなりは温度が上がらず100℃未満は実際の油温に対して表示が低目です。
しかし100℃付近まで上昇すると温められた油から熱がセンサーに十分伝わり実温度と表示温度が同じになります。
下降の場合油は加熱停止に伴い油温は下がりますが一旦温まったセンサーは直ぐには下がらず油温と10℃程のビハインドを持って下がって行くのだと推測されます。
水の場合も油との熱伝導の違いはありますが基本的には同じでしょうね。
基本的には油温計の表示には問題がない事が分かり何よりです。