naoyaさんが投稿したBBK・ビッグキャリパー・制動力UP・アウディ・ブレンボに関するカスタム事例
2020年04月21日 23時09分
北海道在住 ドイツ車に限らずクルマ全般好きです。昔正規ディーラーで板金塗装やってました。外装カスタム系は得意というかある程度相談に乗れるかと思います。モットーはいかに金かけずにいじるかです笑 突然イイね&フォローするかと思いますが、よろしければ私のページも見ていただければ幸いです。 よろしくお願い致します。 また、アウディVW系パーツなどフォロワーの皆さんに役立つアイテムを出品していこうと思いますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
フォロワーさんから質問がありましたのでQ5のキャリパーについて解説します。
画像はECS tuning で販売されてるキット達です。
フロントのキットだと、基本的にはキャリパー、メッシュホース、パッド、ピンやボルトなど付属品、DOT4ブレーキフルード、そしてローターが何種類からか選ぶような感じです。
キャリパー、ホース、パッドのセットやローターのみもあります。
高性能なローターから順で行きますと、
2ピースクロスドリルド(穴とスリット)ウェーブ
上記のウェーブ無し版
1ピースクロスドリルド
上記のスリットのみorドリルドのみ
加工無しのベンチレーテッドディスク
こんな感じです。
この画像の下にある黒いキャリパーは全く同じキャリパーですがポルシェマカン(2.0T)用で、ポルシェのロゴが付きます。
これはパッド無しでキャリパー、ホース、付属品、ブレーキフルードのみですが、ちなみに今日改めて見て驚きましたが爆安です。以前はこんなに安くはありませんでした。むしろ後に載せてる中古品より安いです。もちろん国際送料と関税がかかりますので、金額的にはもう少しプラスされます。
パターン1 低価格重視
S4の場合標準が345mmローターなのでキャリパーだけ買っても機能します。とにかく安くブレンボ製対向ピストンキャリパーが欲しいのであれば、これはお勧めです。とりあえずこのキャリパーを付けておいて、純正ローターの交換時期に来たついでにローターのアップグレードを狙うのもアリだと思います。
こちらはローターとホースのセットですが、どうせやるなら前後やった方がいいと思います。
パターン2 パフォーマンス重視
私がもし今ECSからQ5キャリパーを買うなら、この前後2ピースローター(ウェーブ無し)+前後メッシュホースと、先ほどのマカンキャリパー(ピッコロの技みたいになりますね笑笑)を組み合わせて、パッドを別で用意する。のパターンですかね。
ご覧のようにカスタム需要があるせいか中古でも程度の良いものは地味に高い値段がつけられています。
ちなみに、私もつい最近まで知らなかったのですが、取り付け部のボルト穴の間に、楕円の穴が空いています。
穴が空いているのがQ5 3.0T/マカン用 345mm対応のキャリパーです。
キャリパー部分の見た目が全く同じで穴がないものがQ5 2.0T用 320mmローター対応になります。
345mm対応版はS4純正ローターにポン付け。
320mm対応版はA4純正ローターにポン付け。
となります。
私も以前Q5キャリパーを中古で手に入れたのですが、そこの違いを知らないままフォロワーさんにお譲りして多大なご迷惑をおかけしてしまった経緯がありますので、中古を狙う際は注意して下さい。
ブレーキホースについて。
こちらはECSのホースの適合車種です。
ご覧のようにA4/A5 S4/S5 Q5/SQ5に対応しているんですが、ということは純正ホースも差し込み口に関しては同じなので、ホースはノーマルでも付きます。
ですがセットになってるのも多いですし、せっかく替えるならメッシュにして膨張ロスをなくすのが良いと思います。
ECSのセットではなく別で揃える場合です。
パターン3 こだわりのブレンボ統一、耐久性重視です。
キャリパーは先ほどのマカン用を用いて、
ブレンボ製 エクストラディスクを使います。
ドリル穴とディンプルの組み合わせでクラックが入りにくいものです。
しかも割引き中ではありますが前後でこのお値段。
2ピースローターの方が軽量で、熱に強く高性能であることは間違い無いのですが、北海道在住だと冬になると道に大量の塩カリが撒かれます。耐錆の観点から言うと2ピースより1ピースのほうが良い気がします。
Q5用のブレンボ製 セラミックパッドです。
S4のフロントにつくTRWキャリパーとQ5のブレンボ4ポットはパッドの形状が違いますので、Q5用の前後セットを使います。
リアは同じ330mmローターとキャリパーなので大丈夫です。(より確実性を求めたい場合はフロントだけにして別途S4リア用買った方が良いです)
先程のローターと合わせれば、キャリパー、ローター、パッドが全てブレンボ製になります。
全部ブレンボって…良いですよね笑 パッドとローターの相性も、品質も良いと思いますし、耐久性とかもブレンボなら心配ないですよね。
前後のメッシュブレーキホースです。色んなメーカーから出てますし、色もたくさん選べるので好きなのを選べば良いと思います。
あとこれは番外編ですが、RS用のブレンボ8ポットのキットの中で今普通に買えて私が知る限りでは最もコスパ高いであろうものがこれです。
内容は
お馴染みの対向8ポットモノブロックキャリパー
メッシュホース
パッド
ボルト等付属品
ブレーキフルード
380mm2ピースローター
380mm用専用ブラケット
で3000ドルを切ります。
しかも、標準のは365mmで純正ブラケットなのに対し、こちらは380mmの大径ローターに専用ブラケットまでついているのにもかかわらずなぜか365mm版より260ドルほど安いです笑
18インチ履けなくなるからなかなか売れないんですかね…笑 18履く必要ない人であればこれはバーゲンですね。
番外編2です。
こちらは現行のQ5(80A型)のキャリパーになります。
ブレンボ製の対向4ポットキャリパー、というところまでは先代と変わらないのですが、なんとモノブロックに進化しています。先代8Rはシリンダーが内と外で分かれててボルトで締結されています。
キャリパーはブレーキを作動すると反作用で開こうとしますが、モノブロックの方が当然剛性が強く、ハードなブレーキングにも耐えます。
また、私の買ったアケボノも含め、昨今のキャリパーの特徴としてパッドは背中側から入れるのではなく、キャリパーを外す必要があります。これは恐らく開口部面積を減らして剛性を高める為です。
さらに旧世代のキャリパーにある左右のシリンダーを繋ぐ油圧配管がありません。恐らくキャリパーの中に油路があるのだと思われます。
そして、現行Q5の3.0Tは例のアケボノが付いているのでボルトの間隔は同じ…つまりはこれもB8に付けようと思えば付けられる説が浮上します笑
ローターサイズは340だかそれくらいだったんですが、B9のA4がコンパクトな4ポットキャリパーになったからか、この新Q5キャリパーをカスタムに使う人が全然いないので…実例がなさすぎて分かりません笑 そして恐らくB9世代でキャリパー流用してる方々は、それをするくらいならアケボノ6ポット付けた方が早いっていう結論に至っているのだと思います笑
長くなりましたがご参考になれば幸いです。また、私が個人的に調べた情報ですので100%の保証はありませんのでご理解願います。