DB9 クーペのアストンマーチン・アストンマーティン・修理・DIYに関するカスタム事例
2022年12月29日 02時28分
アストンマーティンのオイル漏れ修理②
昨日と今日の作業を記録しておきます。
前回のつづきです。
作業をしやすくするために1箇所ボルトを外して、ホースも外しました。
テンショナーを緩めてベルト外します。
1/2サイズの工具を取り付けるようになっていますが、手前のフレームとのクリアランスが狭いせいで入りません。なので、自分は3/8を差し込んでパイプを使って外しました。
プーリー3つを取り外します。
ちなみに自分はテンショナープーリーを外さずにベルトが抜けたので、あとでテンショナーを外しましたが、テンショナーが付いたままベルトを抜くのはなかなか難しいので、今、ベルトと一緒に外したほうが楽だと思います。
サーモスタット外したときにラジエーターが漏れ、汚れていたので、綺麗にしました。パークリが下に流れないのでスポイトで吸いながら。
ここの掃除だけで2時間かかりました。
おとといの作業はここまで。
今日はクランクプーリーの取り外しをしました。
センターボルトは18mmです。
やはり、ソケットは入らないのでメガネとパイプを使います。
以前、MR2のクランクプーリーのときは全くびくともせず苦戦した記憶があったので覚悟してましたが、
アストンはなぜかプーリーの輪止めも使わずに普通に左回りですんなり緩みました。
ボルトが緩んだらプーリー外しをします。
ここがちょっと大変でした。
まず必要な工具が画像の通り。
1、アストロのプーリーSST。
2、SST付属ボルトは長すぎるので使えません。ホームセンターで買ったM8P1.25の55mmボルト3本(自分はナットも購入してメガネが抜けないようにしました。)
55mmより長いのは工具が入らなくなると思います。もしかしたら45~50mmがちょうどいいかもしれませんが短いと今度はつきません。
3、13mmのラチェット。絶対に必須です。M8ボルトに使います。
4、M12 P1.5の60mmと70mm。
70mmは取り外し、60cmは取り付ける時に使います。
ホームセンターで買いましたがM12のP1.5は取り扱いが少ないと思います。
写真にはプーリーを固定している50mmのクランクシャフトボルトを載せておきます。
外したあとに撮ったものですが、取り付けはこんな感じです。
通常はセンターに付属ボルトを入れて押し出しますが、狭すぎてできないので、クランクシャフトボルトを少し浮かせて中央を支点にして、周りの3つのボルトを締め付けて外す感じになります。
緩めたクランクシャフトボルトを少し出します。
SSTをとり付けてセンターボルトが当たるまで周りの3本のM8ボルトを固定したら、あとはひたすら3本を均等にラチェットで締め付けていきます。
締め付けていくとプーリーが抜けていきSSTに当たるので、一度SSTを取り外して、クランクシャフトボルトを抜き、ホームセンターで購入したM12の70mmボルトに取り替えて同様に作業を行います。
同様にSSTとプーリーが当たるころには抜けていると思うので、SSTとM12ボルトを取り外せばプーリーが無事取り外せます。
半月板が取れないようにマスキングを巻いておきます。
自分は試行錯誤で途中でホームセンターなど駆け込んで作業してたので3時間ほどかかりましたが、狭いのが大変ですが、クランクシャフトボルトもすんなり緩み、恐らく2時間もかからずできる思います。
今回はここまでで、次回はメイン作業のクランクケースのカバーを外してもガスケットの交換となります。