ミニ1000のボアアップ・フライス・DIY・オーバーホールに関するカスタム事例
2020年11月28日 18時47分
愛。ミニに対する愛がそうさせます。うそですけど。
5台分ほどミニを所有していますが、まだ運転したことがありません。
最初に買ったミニを事故で廃車にしてしまったため、勉強のために切断してます。
フライスでガーッと。
4番シリンダーの付近を通るオイルギャラリーが露出するまで削り込みます。
スモールボアブロックのオフセットとピストン径の限界がここで決まるようです。
ボアには余裕があります。
やはりオイルギャラリーとボアの位置関係で限界が決まります。
恐ろしい事実。
純正最大径のピストンが入っていたわけで、きっとエンジンぶん回してたんだろうなと思ってました。
しかしセンターメインストラップ無しです。ベアリングキャップが動いて位置決めピンが変形してます。
ブロック側にもキャップが強く押された跡がついています。歪んだピンの収まっていた基準穴はヤスリで修整しました。
手ルクレンチでしっかりとしめて何箇所か内径を測定しました。ドンピシャで真円が出ているのでこのまま使います。
もちろんセンターメインストラップは追加します。
これもびっくり。
スラストメタルの刻印をたいらに削らずに組んでいたようです。
高回転時でクランクが歪んでいる中でのクラッチワークが原因でしょうか?
組み立ての際はクランクとビッグエンドのスラスト方向の遊びは拡大させるつもりです。
ブロックをザクザク加工するのはこれで3度目ですが、エンジンを組むのはまだ2度目なので間違っていることを書いている可能性があります。話半分でお願いします。
今回は全部埋め。
この後ボアのずれとブロック下面を基準にしてのボアの倒れ具合を測定しました。かなり精度出てました。
オフセットボーリングでどの程度ずらせるのか内燃機屋さんに相談したいと思います。電話ではうまく説明できなかったので、漫画絵を書いてメールで相談します。
明日はタイソンとロイ ジョーンズのエキシビションマッチがあるので今週はここまで。
お疲れ様でした。