ミライースのDIY・簡単整備・DAIHATSU・リアショック調整に関するカスタム事例
2022年02月05日 20時52分
整備記録として使用 合言葉は『ラクで、大人しくて、実用的』 現生息地:福岡市近郊にある町 旧生息地:宮崎県宮崎市の港付近 原生 地:福岡県北九州市小倉南区
【リアショックのチューニング】
……をやってみました!
外見よりも乗り心地を重視した変更なので、外見重視の方には少し合わない内容かもしれません。
それでは、やっていきましょう♪
ちょっと車高が高いくらいの車に見えますが、リアが少し物足りない。
リアが少しフワフワしてる感じがするので、それを直していきます!
現在はスプリングを0.1Gくらいのプリロードで取り付けています。
実質的に、0Gではバネの自由長の状態〔ゼロプリロード〕で車体に入り込んでいます。
まずは半年間乗ってみた結果のバンプラバーの最高位置はここまでとなりました。
上部にあるタイラップは車高を下げてる時に付けてたもので、ダウンサスの時はストロークのギリギリを狙ってました。
なので、今回もそれをやります!
まずは、ダウンサス→アップサスに変更してからの最長ストローク距離を確認します。
だいたい25mmですね。
本当はタイラップでやりたいんですが、それだと、またいろんな所を走ってからの計測になるので、今回は『カバーが本来のあるべき場所からの距離』で概算計算をします。
では、テッペンからフルバンプした時までの距離を測ります。
……50mm!
なかなか余ってますね。笑
では、スプリングを外してみてからショックアブソーバーをフルバンプさせてみましょう!
って、あれ?
アームの方はバンプタッチしないのだけれど…。
なんと、この距離が30mmもあります!
これは何かというと、余分なストロークになります。
伸縮に反映されないストロークです。
縮み:ショックのバンプタッチで限界
伸び:バネの自由長とストローク長により決まるので、ここにスペースがあっても反映されません。むしろ、伸びる長さをここで殺してしまってます。
……ん?どゆこと?っていう人は、こう覚えてください。
「ショックとバネが分離式は
『バネが車高とストロークを決める』」
バネがあった場合で考えます。
もし、車にかなりの力が加わってバネが縮もうとしても、ショックがバンプタッチしては縮みません。
(2つ前の写真の状態です。)
次に、1Gの状態【今回すること】では、
バネにプリロードをどんなに掛けようとも、1Gでの「縮みきったバネの長さ」はほとんど変わりません。
もちろん、ストロークに余力があれば縮めた分だけ伸びに反映されます。
最後に、0Gの状態【現在まで】では、
バネの自由長が伸びの最大値となります。
(柔らかさによっては、最大値よりほんの少しだけ伸びたりします。)
プリロード0でセットをする場合は『ショックの伸びきり(内部干渉)』を気を付けなければなりません。
もし車が弾み、両輪が浮いて、ショックがバネの力で伸びたときに金属音がすれば、それです。
では、バネにおける
『車高とストロークの関係』は?
固く短い:車高短&ドリフトにオススメ
固く長い:何がしたいの?笑
柔く短い:タイヤがフレームに当たるけど。笑
柔く長い:4WDなどのオフロード向け
では、ショックの長さは何かというと、
『ストロークの開始位置の変更』です。
逆に言えば、
ストロークを決めるためにバネの長さを変える!となります。
さて、では本題に戻ります。
私のは、車高を上げてから現在までにおいて、ショックのバンプタッチまでが50mmあるので、50mmはプリロードをかけれます。
でも、これはやりすぎですし、30mmで車体のバンプタッチをします。
なので、今回は25mmのプリロードをかけようと思いますので、現在から25mm分だけショックを縮めます。
分かりにくいですが、縮めました。
これで、どう変わるか実験です。
理論上では、
・プリロードがあるので、後輪はリニアに。
・樽型なので、大きな衝撃が来てもすぐに吸収
・伸びの確保は出来てるので、穴に落ちても追従性OK
【結果】
完全に計画通りでした。
リアがしっかりしたので、段差通過後の弾みが少なくなり、路面追従性能はかなり上がりました。
更に、リアのプリロードにより、リアの車高がわずかに下がり、フロントが少し上がったため、姿勢制御がしやすくなりました。
ほんの5mmですが、これは大きい。
〔ショック〕は社外スプリングを想定して設計してある調整式。
〔スプリング〕は純正のショックを想定して設計してるアップサス。
組み合わせはメチャクチャなのに、ちゃんと機能してるのが楽しいですね✨
しばらく様子を見て、再調整をしてみます。
とりあえず、3ヶ月はこのままかな?笑