Z360GT ハードトップのエンジンの冷却制御どうしてるに関するカスタム事例
2025年04月23日 09時30分
オーバーヒートならクルマに詳しくない人でも知ってる用語でしょうが、
オーバークールは聞いたこと無ぇぞ?
って人が多いんじゃないでしょうか。
ホンダZは寒冷地だと初期型の空冷エンジン車もそうですが、中期型以降の水冷エンジン車も冷え過ぎという問題があったりします。
コレはライフに乗ってた時に撮影した画像ですが、降雪量が多い時に走るとエンジンルームがこんなんなってしまう事があります。
そうなるとキャブがアイシングを起こしてしまいエンジンが全然吹け上がらなくなります。
だいたい4000rpm以上回らなくなる感じですかね。
もちろんアイドリングもできず即ストール!
積雪が無い時であれば路肩に停車して温まるまで…
となるでしょうが、猛吹雪で視界がゼロって時にそんな事したら追突事故に繋がりかねません!
オーバークール対策としては純正で👆️このようなホットエアチューブ(ウォームエアチューブ)という物が装着されてますが、
熱源は何かと言うとエキパイだったりします。
そこのカバーからダクトが伸びていてキャブのサージタンク吸気口に繋がってました。
昔のキャブレター車は夏冬の切り替えレバーがあったので、春と秋のだいたい最高気温が15度くらになるのを目安にボンネットを開けて切り替えなんてやってました。
ホンダの場合、なんとZやライフとかステップバンにピックアップは切り替えがオートになってます!!
寒冷地外の方々は外してる場合が多いですが、寒冷地はプラグがカブってしまうので外すのはご法度。
でも、このエキパイカバーは真夏だとタバコに火を点けられるくらい熱々になったりしますが、風雪をモロに受けたら全然空気を温められません。
エンジンルームに吹き込む雪とのダブルパンチでキャブレターがノックアウトされてしまいます。
そこで、使い込んでるので少々くたびれてますが、塩ビ板で冷却制御板を作成しました。
コレもライフの画像ですが、このようにフロントグリルと共締めでエンジン側に装着します。
昔は冷え過ぎ防止でラジエターの前に段ボールを差し込んだりしたものですが、ライフ系サブロクはエンジン側の方が賢明です。
コレだけでエンジンルームへ白い邪悪な物が侵入しなくなりますし、キャブレターのオーバークールも全く起きなくなります。
ただエキパイカバーと接触してると発火の危険性もあるので純正の金網をシッカリ固定した上で装着してください。