86の試乗記・試乗レポート・マツダ・CX-60・CX-30に関するカスタム事例
2022年10月29日 17時48分
最近話題のマツダ CX-60に試乗してきました。
試乗したのは最上級グレード、48Vハイブリッド直6搭載の「XD Exclusive Mode」約600万。
内装は圧巻の一言。(写真は展示車)
質感、手触り、インフォメーションディスプレイ、座り心地、インテリアはとにかく満点。
身長を入力すると、ハンドル位置や着座位置を自動的に調整してくれるのは未来を感じました。
内装にはベニヤ調のプレートも使われ、上質。
さて試乗についてなんですが、正直乗り心地は微妙…でした。
エンジンは燃費に振っているので、反応は穏やか。【3.3リッター直6】という字面からくるパワフル感は正直ありません。ただ、踏めば踏むほど速度は乗るので、あると言えばあるという所。燃費はリッター20kmのバケモノです。
足回りは「硬い硬い」とYouTuberなどが言っていますが、硬くありません。ただ、「硬くしたいのか、柔らかくしたいのか、どっちなんだい!?」と言いたい乗り心地です。
ショックの収まりが悪く、芯がない。
硬くするならもう少し全体的に締めた方がいいし、乗り心地と言うならもう少しダンパー固めたほうがいいんじゃないかと言ったところで…正直足回りはチグハグ感がしました。最初に助手席に乗りましたが、一般道でもドタバタ感。年次改良でよくなることに期待です。
その後マツダ車で欲しいと思っているCX-30に試乗。人も乗って普段使いもして荷物も載せる、取り回しも含めて足車として買うならこれが1番(と勝手に思ってます)
試乗したCX-30は、特別仕様の「20S black tone Edition」 そしてなんとMT!
FFのMT、マツダ車に初めて乗りましたが、これが素晴らしいこと素晴らしいこと。
取り付けはやわやわですが、スコッと入るMT。スルーっと綺麗に回るGエンジン、良い乗り心地。「CX-30のガソリンMTめっちゃいいやーん!!」と感動する乗り心地でした。
家族持ちで運転好きなお父さんとかこれめっちゃ合うと思います。
CX-60で思ったネガを全部消すCX30MTと言ったところで、値段も300万そこら。めっちゃ欲しいと思いました。
ということで、CX-60に関しては内装は100点満点、ハンドルも電動で調整など、豪華さは凄いことになってました。
ただ、乗り心地が正直雑いので、年次改良に期待したいところです。締めるなら締める、柔くするなら柔くと、キャラクターをはっきりして欲しいところ。
3.3リッターの力をさらに活かして足回りを固くするスポーツタイプ。ゆるやか燃費重視で柔らかな足回りのラグジュアリータイプと分けてもいいかと思うぐらい。今は正直中途半端です。
CX-30のMTの方が乗り心地良くて運転楽しくてほんといいなって感じの評価となってしまいました。
2台乗り比べてから、意外と化石である後期86の良さも再発見。
電動シートは無いしインパネは安っぽいしタコメーターで燃費は11前後と化石です化石。
ただ、低重心でパワーある2リッターNAでFRという古典的な良さはあるなぁと再認識しました。
同じMTですが、CX-30より尖ってる部分がもちろんありますね。
神戸マツダさんはちょうど今年で創立80周年。
一見さんでしたが、接客も素晴らしく丁寧に対応していただけました。
新しいものを詰め込みまくったCX-60、年次改良に期待です😊✌🏻