RX-7のタービン交換・Link G4X・ハイフロータービン・GCG・モアパワー、モアトルクに関するカスタム事例
2025年05月04日 01時40分
2024年12月、リビルトタービンに載せ替え。
500kmも走らないうちにオイル漏れ…。
ウチではよくリビルトタービンへの交換依頼が入りますがベースのタービンの状態が良くなくてすぐにオイルを吹いてしまう事が多々。
GCGさんと協力して新たなハイフロータービンを製作して頂きました。
ギャレットのGBC35-700というタービンのコアをFCのハウジングに搭載。
最新の設計、勿論新品でオイル漏れの心配もありません。
従来のハイフロータービンではコンプレッサーホイールだけ交換するというのが主流でした。
タービンホイールはノーマルのまま。
排気の抜けが悪くてこれが結構よく壊れます😱
製作したハイフロータービンはタービンホイールも大きくなり、それに合わせてハウジングも加工済み。
排気の抜けもよくなり壊れにくそうな雰囲気ですね。
油冷タービンなので水回りの配管は無くなります。
オイルラインも製作が必要との事ですが純正の配管をうまいこと加工して取付けました。
従来製品のボールベアリングハイフローと比べても取付けの難易度はガクっと下がりました。
ちなみに僕のFCはFDのローターハウジングで組んでるので水回りの配管が純正とは違います。
分かる人には分かる?
インマニとハウジング間で水漏れの心配も無いっす。
なかなか只者では無さそうな雰囲気ですね笑
GCGさん曰く400馬力は狙えるとの事で…
純正のインジェクター容量では間違いなく燃料が足らなくなってしまいますので新たに大容量のインジェクターを準備しました。
メーカーから出てるデータだけではセッティングが出来ませんので全てのインジェクターの特性を測定します。
電圧8〜16v
燃圧250k〜350k
無効噴射時間
非線形領域
全て網羅します。
2本それぞれ測定するだけで5時間くらいかかります🥲
セッティングを取り始めると高回転で燃圧が下がってしまう症状が出ました。
燃料ポンプの電圧が11vしかありません。
ポンプ自体はSARDの235l/hに交換してあるので足りない事は無いはずです。
バッ直にしてしまえば解決なのですが、それはそれで他の問題が出てしまいますので極力純正の制御を生かす方向で。
詳しい話は割愛しますが12.9vまで回復。
燃圧低下の症状も出なくなりました。
勿論純正準拠なのでトラブルもありませんよ!
ブースト1.1k。
純正の制御系をそのまま利用してなんとか安定させる事が出来ました。
常識的に社外ブーコンを入れないとハイフローはブーストが制御出来なくなる事が多いのですがLINKで上手い事調教して抑え込む事が出来ました。
インジェクターの噴射量から350馬力程度は出てそうです。
見ての通りエンジンルームはインタークーラーが変わってる程度です。
このレイアウトだと吸気温度が中々厳しいですね😥
モアパワーを求めるなら前置きインタークーラーorVマウントへ。
純正を活かすなら純正インジェクターを使い切る300馬力仕様で。
少しでもFCが長く乗れるようにこれからも新しいことをどんどん進めて行きますよ!
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LINK ECU取扱始めました。
販売、取付け、セッティングまでよろしくお願いします!