スイフトスポーツの車高調・DIY・サスペンション・バネ・ショックに関するカスタム事例
2020年01月23日 13時38分
足回りが大好きです。 下げてるけど乗り心地も良く、且つ走っても楽しいオールインワン足を目指しコツコツ。。。気づけば部屋がバネだらけ。笑 依頼があれば足回りを改修して遊んでます。FFはスイフトだけですが散々やったのでFR.MR.ミニバンの足回りを弄りたく 密かにモニターを探してます。笑
<車高調弄りの記録① 種類>
※zc32sの場合
いやー今まで散々この車の車高調を触って来ました。笑
この辺りで皆さんの参考になるように
感じたことを書き留めておこうと思います。
今まで触った車高調は、BLITZ、オーリンズ、トライフォース、TEIN(FLEXz)、HKS、ラルグス、タナベ、RS-Rあたりです。
とりあえずBLITZとラルグスはバネレートが違うだけでほぼ一緒の仕様です。この二つだ悩んだらラルグスでいいと思います。
まず車高調を選ぶ上で大事なのは
バネレートや減衰力よりもストロークがどれだけあるかです。
あまりストロークが短いとその分、町乗りが辛くなっていきますね。
ストロークが短い車高調はサーキット等の凹凸の少ない路面なら使えますが町中等の凹凸の多い路面だと少ないストロークが路面からの入力に対しすぐマージンを使いきってしまい、バンプタッチとなり衝撃を吸収できなくなるからです。
これを防ぐ為に、バネレートを上げる必要が有り
更にゴツゴツ感が増していくという負の連鎖が起こります。
基本的にストロークの少ない車高調で町乗りは不可です。
ストロークアップの方々としては仕様変更や
バンプラバーのカットがあります。
後者は現物で良く確認しないとバンプラバーの意味をなさなくなる場合もあるので要注意です。
ちなみにこのバンプラバーカットですが複筒式、単筒式はできますが単筒倒立式はケース内部にバンプラバーが有るため分解必須です。
次に減衰力です。
この減衰力を判断する上で、重要になってくるのは車高調の形式です。よく複筒式、単筒式、単筒倒立式なんて呼ばれる事柄です。
これらザックリ分けて複筒式が一番減衰が柔らかく、単筒式、倒立式はほぼ同じぐらいの固めの減衰となっています。
経験的な話しになりますがこの減衰力というのは
走る速度域で必要とされる力が変わってくるようで
低速なら減衰力は柔らかいほうが突き上げが少ないですし
高速なら固めの減衰力のほうが安定します。
この減衰力の選び方が乗り心地に直結すると言っても過言ではないほどに影響力が高いです。
僕は、BLITZとTEINの車高調を長く使ってきましたが
低速はやはり複筒式であるTEINに軍配があがり
高速ではBLITZのほうが安定感、段差に対する突き上げも
収まりが良かったように感じます。
飛ばしても走ってもハネずに路面に吸い付くような乗り味が単筒式の醍醐味で、低速でも乗り心地よくフワフワと衝撃を吸収してくれるのが複筒式の特徴です。
この特徴も車高調を選ぶうえでかなり重要です。
用途にあった減衰を選びましょう。
今まで見てきた車高調を簡単に分類すると
●複筒式
TEIN、タナベ
●単筒式
BLITZ、ラルグス、RS-R
●単筒倒立式
トライフォース、HKS、オーリンズ
となります。
用途的にわけるなら
●町乗りメイン~たまにワインディング
タナベ、TEIN
※減衰力が柔らかく恐らくサーキットでは役不足
でも町乗りは柔らかく突き上げが穏やか
●町乗り~ワインディングメイン~たまにサーキット
BLITZ、ラルグス、HKS、RS-R
※減衰力はそれなり固いので飛ばして走るのに向いているが
低速の乗り心地が少し犠牲になっている
●ワインディング~サーキットメイン
トライフォース、オーリンズ(吊るし)
※オーリンズは仕様によりちがいますね
※トライフォースはリアが極端に固いです。恐らくスゴく跳ねるでしょう。割りきりが必要です。
となると思います。
※経験と感による推測です。笑
ざっとこんなところです。
バネによるセッティングでも乗り味は変わりますが
根本的な部分は、ショックの性質が反映されやすいです。
まずはショック選びを間違えないようにしないと
とんでもなく遠回りすることになります。
皆さんの参考になれば幸いです(#^.^#)